松江市矢田町・山代町
(国指定史跡)
山代郷の新造院のうち、一つは茶臼山の北側にあります。『出雲国風土記』には「厳堂(ごんどう)を建立(た)つ。僧なし。日置君目烈(へぎのきみめづら)が造りし所なり。出雲神戸の日置君鹿麻呂が祖なり。」とあります。丘陵の中腹に立地しており、非常に残存状態がよい遺跡です。発掘調査の結果南向きの斜面 に大きな平坦面を2段設け、上段には基壇が2つ残っていました。厳堂と推定される基壇には全国的にも珍しい仏像の台座である須弥壇が確認されています。この寺は7世紀後半ごろから12世紀ごろまであったことが、出土した土器からわかっています。
山代郷北新造院出土瓦
金堂北方から「神名樋野」を望む
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