松江城天守の国宝指定
平成27年5月15日に国の文化審議会から国宝指定の答申があった松江城天守が、平成27年7月8日付けで官報告示され、国宝となりました。
松江城天守の国宝指定1周年記念シンポジウムを開催しました【終了】
島根県と松江市は、松江城天守の国宝指定1周年を記念し、その歴史的価値と魅力を分かりやすく全国へ情報発信するため、名古屋市内で記念シンポジウム『国宝松江城天守-尾張生まれの堀尾吉晴が築いた城-』を開催しました。
●日時:平成28年12月4日(日)
●場所:ウィルあいち・ウィルホール(愛知県名古屋市東区)
松江城天守国宝指定記念シンポジウムを開催しました【終了】
島根県と松江市は、松江城天守の国宝指定を記念し、その歴史的価値と魅力をわかりやすく全国へ情報発信するため、東京・大阪・松江で記念シンポジウム『松江城再発見-天守・城・城下町-』を開催しました。
1.松江会場:平成28年2月11日(木)、松江テルサ(※終了しました)
2.大阪会場:平成27年12月12日(土)、大阪国際交流センター(※終了しました)
3.東京会場:平成27年11月28日(土)、有楽町よみうりホール(※終了しました)
制作映像の公開
平成27年度に東京・大阪・松江の3会場で開催したシンポジウムの中で放映した映像を公開しております。
松江城天守の歴史や魅力を余すところなく伝える内容となっていますので、是非ご覧下さい。
映像:「松江城再発見-天守・城・城下町-」は、こちら(外部サイト)
松江城天守について
1.国宝指定の名称
松江城天守
附(つけたり)祈祷札(きとうふだ)2枚慶長十六年正月吉祥日
鎮宅祈祷札(ちんたくきとうふだ)4枚
鎮物(しずめもの)3点(祈祷札1、槍1、玉石1)
2.造られた年代慶長16年(1611)
3.天守の構造など
四重五階天守(地下一階付)で、前面に玄関となる櫓一重が付いています
屋根は本瓦葺き
6.規模
高さ約30m(木造部22.43m)
平面積447.13平米(延べ床面積1,784平米)
松江城天守由来
- 慶長5年(1600)、出雲・隠岐を封じられた堀尾忠氏は、父吉晴とともに安来市広瀬町の富田城へ入封しました
- 富田城の立地や交通の便などが不都合であったことから、堀尾氏は徳川幕府に願い出て新城選定を開始しました
- 慶長9年(1604)、新城選定途中で死去した忠氏に代わり子忠晴が当主となりましたが、6歳であったため吉晴が後見人となって、松江市の亀田山(現在の松江城)を選定しました
- 吉晴の采配で慶長12年(1607)から足掛け5年かけて城と城下町が建設され、慶長16年(1611)正月までに天守は完成しました
松江城天守の歴史的価値
- 松江城は、姫路城(兵庫県)、松本城(長野県)、犬山城(愛知県)、彦根城(滋賀県)に続いて、全国で5番目の国宝天守となります
- 四重五階の荘重雄大な天守は近世城郭最盛期を代表する建築です
- 平成24年に再発見された祈祷札2枚により、松江城天守の築造年代が慶長16年(1611)であることが確定しました
- 松江城についての調査・研究により、2階分の通し柱を用いた特徴的で優れた構造であることがわかりました
- これらの「新たな知見」により、松江城天守は国宝にふさわしい価値を持つことが認められました
松江城天守観覧について
【観覧時間】
4月から9月8:30から18:30受付18:00まで
10月から3月8:30から17:00受付16:30まで
【料金】
有料
※詳しくはこちらまで 松江城ホームページ(外部サイト)
【アクセス】
路線バス:JR松江駅よりバス10分(県庁前下車)徒歩5分
レイクライン:JR松江駅よりバス10分(松江城大手前下車)徒歩1分
【問い合わせ先】
0852-21-4030(松江城山公園管理事務所)
関連情報
お問い合わせ先
文化財課
島根県教育庁文化財課 〒690-8502 島根県松江市殿町1番地(県庁分庁舎) TEL 0852-22-5880 FAX 0852-22-5794 E-mail : bunkazai@pref.shimane.lg.jp ・文化財愛護協会のお問い合わせは、 TEL 0852-22-6725 E-mail : shimanebunkaaigo@pref.shimane.lg.jp ・銃砲刀剣に関するお問い合わせは、 TEL 0852-22-6612 E-mail : juhoutouken@pref.shimane.lg.jp