治山事業
治山事業の概要
出雲の治山事業
山地治山事業
山地治山事業は、山地災害を防止するため、渓流や山腹斜面を安定させるための治山ダム・土留工等の施設整備や植栽等を行い、荒廃地・荒廃危険地帯の復旧整備を実施する事業です。
【実施例】
〇小弁堂地区災害関連緊急治山事業
施工場所:出雲市佐田町上橋波
事業概要:掘削工12、000m3、吹付法枠工(高所圧送方式)5、670m2、同(従来工法)2、520m2、モルタル吹付490m2
事業期間:平成31年2月~令和2年11月
事業目的
平成30年4月9日発生島根県西部地震により崩壊した山腹斜面の復旧工事。直高125mと崩壊規模が大きく、現場打吹付法枠工の施工に
おいて従来工法が適用できないため高所圧送方式を採用、また、掘削土量が多く急峻なため無人掘削機を使用しました。
〈被災直後(左)、竣工(中)〉
〈無人掘削機による掘削状況〉
防災林整備事業
防災林整備は、保安林の機能を維持強化するための森林の造成等を行う事業です。
【実施例】
〇外園海岸防災林造成事業
施工場所:出雲市外園町、西園町
事業概要:植栽工10.6ha
施工期間:平成24年度~平成28年度
事業目的:海岸における潮風・飛砂・高潮・強風等の被害を防止するため、森林造成と森林を保護する防風柵を施工しました。
〇外園海岸防災林全景(左)、間伐材を利用した防風柵(右)
保安林整備事業
土砂流出・崩壊防備機能等の保安林の機能回復を図るため,荒廃林の整備やこれらの機能が低下した保安林における森林の整備を実施する事業です。
【実施例】
〇湖陵地区保安林整備事業
施工場所:出雲市湖陵町二部
施工期間:平成29年度
事業目的
森林が過密化し、林内に陽光が入らず下層植生が衰退し保水機能などが低下した森林に対し、本数調整伐(過密化した森林における立木
本数の調整)などの森林整備を実施しました。
〈本数調整伐採施工前(左)と施工後(右)〉
地すべり防止事業
地すべりによる被害を防止するため、地すべり防止区域において地すべりを誘発する地下水の排除等を行う対策工事を実施する事業です。
【実施例】
〇一畑坂地区地すべり防止事業
施工場所:出雲市小境町
施工期間:平成20年度~平成30年度
事業目的:平成20年4月に出雲市小境町で発生した地すべりについて、新たに地すべり防止区域に指定し、対策工事を実施しました。
〈地すべり発生状況〉
〈ボーリング暗渠工(左)、杭打工施工状況(右)〉
お問い合わせ先
出雲県土整備事務所
〒693-8511 島根県出雲市大津町1139番地(出雲合同庁舎内) Tel(0853)30-5615 Fax(0853)24-3766 E-mail izumo-kendo@pref.shimane.lg.jp