平成２２年度より整備を進めてきた前根波禅定工区が、令和４年１２月に完成したことをうけ、竣工報告会が令和５年２月６日に開催されました。

　コロナ禍での開催となるため、当日は地元の改良促進期成同盟会の方々をはじめ、県議会議員、雲南市議会議員、雲南市、雲南県土整備事務所職員等関係者のみでの開催となりました。

　報告会では、竣工を記念して作成されたしおりの贈呈と併せ、「長年にわたる工事が完成して感謝している。安全に通行できるようになった。今後道路を活用した地域振興を図っていきたい。」など喜びの声をいただきました。

　〔しおり贈呈状況〕

　（主）出雲奥出雲線は、出雲市朝山町の国道184号から仁多郡奥出雲町河内の国道432号に至る主要な道路です。このうち雲南管内において未改良であった出雲市境付近の約1.8ｋｍの区間について、平成22年度より前根波禅定工区として整備を進めてきましたが、このたび残る300m区間が完成し全線供用しました。

　令和4年4月に完成した出雲管内の野尻２工区とあわせ市境を跨ぐ山間部の道路改良が完了し、国道184号と国道54号の間が全線２車線となったことで、雲南市と出雲市間のアクセスが向上するとともに、安全性や利便性の向上が図られ、沿線地域の安全・安心や地域活性化に大きく寄与するものと期待されます。

《諸元》

箇所：雲南市三刀屋町根波別所～乙加宮地内

延長：Ｌ＝１,７７５ｍ

期間：平成２２年度～令和４年度

総事業費：約１６億円

道路規格：第３種第４級、設計速度４０km/h

幅員構成：車道2.75ｍ×２車線

工事内容：切土工７万m3、盛土工７万m3、補強土壁工2,400m2

改良前後の状況

　リンク：「道づくりだより」（島根県土木部道路建設課）はこちらから