橋梁点検、維持管理
松江県土整備事務所が管理している橋梁は、現在約280橋です。そのうち、約17%の橋梁が整備後50年を経過しており、施設の老朽化対策が必要となります。
橋梁を効率的に維持管理するために、5年に1回の頻度を基本に近接目視で点検し、健全性を把握した上で計画的に施設の修繕や補強を行います。
橋梁の定期点検
コンクリートや鋼材などに異常がないか直接目視して点検します。河川部や高架橋などは、船やはしご、点検車などを用います。
橋梁の詳細調査・設計
これまでの点検結果をもとに詳細調査を行い、具体的な対策工法を決定します。また、古い橋梁で現在の耐震基準など満足しないものは、修繕工事に合わせて耐震補強工法も計画します。
橋梁の修繕工事(一例)
コンクリートのひび割れ部に有機系の樹脂を注入し、補修を行います。(写真は大海崎橋)
コンクリートのうきや剥離、鉄筋が露出している箇所では、ポリマーセメントモルタルで断面を復旧します。(写真は、境水道大橋)
さびた高欄を再塗装します。(写真は、境水道大橋)
腐食した鋼材は、当て板で補修し、再塗装します。(写真は、松江大橋)
橋梁の耐震補強工事(一例)
既設の橋脚にコンクリートを巻き立てで、橋脚を補強します。コンクリートの他に鋼板やPCパネル等で補強する場合もあります。(写真は、境水道大橋)
大規模地震時でも橋が落下しないよう、橋の上部と下部をチェーンやPC鋼材などで連結したり、鋼製ブラケットやコンクリートで突起を設けるなど落橋防止対策を行います。(写真左側:大海崎大橋、写真右側:くにびき大橋)
お問い合わせ先
松江県土整備事務所
〒690-0011 松江市東津田町1741番地1 島根県松江合同庁舎 電話(0852)32-5719 ファックス(0852)32-5763 E-mail:matsue-kendo@pref.shimane.lg.jp