立久恵峡県立自然公園
【概説】
出雲の市街地から車で20分の「山陰の耶馬渓」といわれる峡谷、立久恵峡と一帯の山域から成る自然公園です。
安山岩質の角礫集塊岩地帯が神戸川の侵食や風化の作用を受け形成された、長さ約1Km、高さ100mから200mの崖には、天柱峯・神亀岩・屏風岩などの名称がつけられた岩柱が群立。深い樹林や老松などと織り成す自然の造形美は、水墨山水画を思わす特色ある景色です。
県下でも類を見ない豊かな植生があることから、自然観察モデルコースにもなっています。
公園内にはキャンプ場があり、周囲に明かりの少ないこの場所から見る星空と立久恵峡のコラボレーションは昼間とは違った顔を見せてくれます。
また、温泉旅館もあるので、気軽に滞在して温泉と山川の味を楽しめるのも立久恵峡の魅力の一つです。
注1:展望台へ上る遊歩道(詳しくはこちら)は、落石の危険があるため、通行止としております。
迫力の眺望 | 五百羅漢 | ||
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水の浸食や風化を長年受けたことにより、約1kmに渡り、高さ100から200mの奇岩・石柱が作り出され、水墨山水画の様な景色を一望することができます | 霊光寺参道下からやや下った崖の岩肌に、木造で朽ち果てたものから、石造りのものまで、新旧合わせ千数百体もの石仏が立ち並んでおり、その荘厳な空気は、この一体が山岳教の修験場として栄えていた事を今も感じさせてくれる。 | ||
霊光寺 | 立久恵峡の植物 | ||
山岳教の修験場として隆盛を極めた地として知られ、大仏像の横顔に見える天柱峰の下に曹洞宗霊光寺が建てられた。大亀にのって現れたと言われる薬師如来の像が安置されている寺の寺宝として、戸板には一匹の猫が油絵で描かれている。 | シソ科に属すイブキジャコウソウは、主にブナ帯以高の日当たりの良い岩上に生える常緑矮性低木です。低地の岩場でも見ることが出来る植物のひとつで、初夏の6月から7月に花期をむかえ、ピンク色の淡い花が咲くと、そのかわいらしい姿で登山者の目を楽しませてくれます。 |
わかあゆの里キャンプ場 | |
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立久恵峡から神戸川を挟んだ対岸にあり、キャンプ場からも立久恵峡の絶景を見ることが出来ます。 自然歩道の散策は勿論、直接川に下りることもできるので川遊びをしたり、管理事務所に予約をすれば、陶芸、川魚のつかみ取りなど様々な体験も出来る施設です。 |
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連絡先 |
わかあゆの里管理事務所 TEL(0853)45-0102 |
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