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赤名湿地ヨシ刈り作業報告

  • 日時平成24年6月17日(日)9時〜12時
  • 場所飯南町下赤名赤名湿地性植物群落
  • 参加者約20名(島根県、赤名湿地保護育成会、飯南町ほか)

作業目的

 赤名湿地は、広島県境の赤名峠にほど近い飯南町にあり、県下最大の規模を持つハンノキ林と

 その下に生育する湿地性植物や昆虫類が貴重であることから、島根県自然環境保全地域となっています。

 

 赤名湿地一体は、良質なヨシが採れる地域で、昔から農地の堆肥などにするため、人が入り草刈りがされていました。

このような作業が湿地に光を入れ、結果的に背丈の低い貴重な植物に良好な環境をもたらせていました。

 

 湿地性の希少な植物が数多く見られる赤名湿地では、この時期、ヨシなどの背の高い植物が繁茂してきます。

 これらの植物を刈り、日の光をあてて背の低い希少な植物の生長を促すことが必要です。

 ※赤名湿地性植物群落についてはこちら→

 

作業の様子

 

前日の悪天候の影響で、雨の中での作業になるかと心配しましたが、

心配を吹っ飛ばすような晴天!!

晴れ模様

 

 

午前9時より三瓶自然館サヒメルの井上学芸員から赤名湿地の環境についての解説や、

草を刈る場所、残す貴重種などの指導を受け、作業手順等の打ち合わせを行い、

地元育成会と県や町の職員・自然保護レンジャーの協力のもと草刈り作業を開始です(^-^)ゞ

作業説明をしている写真

 

 

貴重種のない場所は草刈り機部隊が一気に刈り進み、貴重種のある場所は手刈り部隊が慎重に

刈り進みましたε=ε=ε=(/_・)/

 

草刈り部隊 手刈り部隊

 

 

作業の途中、コオイムシ(オオコオイムシかも?)を発見しました☆

(コオイムシなら、島根県の絶滅危惧Ι類CR+ENに選定されている貴重種です!)

赤名湿地の環境の良さを認識させてもらえる、虫好きには嬉しい出会いでした(*^▽^*)

コオイムシ

 

途中、休憩を挟みながらの2時間の作業で、うっそうとした湿地があっという間に明るく開放的な湿地に(*^^)v

目に見えて分かる変貌ぶりに、達成感タップリでした。

 

 【作業前】【作業後】

 作業前写真作業後写真

 

 

作業の前には隠れていたハンカイソウがはっきりと姿を現しました(・∀・)

 

 ハンカイソウの写真

 

除草作業のおかげで、明るく開放的になった湿地に希少種であるサギソウ、トキソウなどがたくさん咲いてくれること

を願いつつ、作業終了です(^-^)

 

みなさんのご協力のおかげで、湿地の環境が保たれています。

ありがとうございました☆


お問い合わせ先

自然環境課

島根県庁 自然環境課   〒690-8501   島根県松江市殿町128番地 東庁舎3階
   Tel:0852-22-6172/6517(自然公園管理係)
        0852-22-5348/6433(自然公園施設係)
    0852-22-5347/6377/6516(自然保護係)
        0852-22-5724 (隠岐ジオパーク・自然公園活用推進係)
   Fax:0852-26-2142
   E-mail:shizenkankyo@pref.shimane.lg.jp(代表)
           shizen-koen@pref.shimane.lg.jp(自然公園許認可担当)