• 日時平成23年6月１９日(日)９時〜１２時
• 場所飯南町下赤名赤名湿地性植物群落
• 参加者約2０名(島根県、赤名湿地保護育成会、飯南町ほか)
• 作業目的

　赤名湿地一体は、良質なヨシが採れる地域で、昔から農地の堆肥などにするため、人が入り草刈りがされていました。このような作業が湿地に光を入れ、結果的に背丈の低い貴重な植物に良好な環境をもたらせていました。赤名湿地には、湿地性の希少な植物が数多く見られます。この時期、ヨシなどの背の高い植物が繁茂してきます。これらの植物を刈り、日の光をあてて背の低い希少な植物の生長を促すことが必要です。

　※赤名湿地性植物群落についてはこちら→

□作業内容

午前9時より三瓶自然館サヒメルの井上学芸員の指導を受けて、作業手順等の打ち合わせを行い、作業を開始しました。

希少種がある場所にはテープで目印をつけて、それらを刈り取らないように注意しながら鎌などで慎重に手刈りをします。

それ以外の場所は草刈機で刈りました。

湿地の中にやや深い水路ができていました。

湿地全体に水が流れるように、刈り取った草などで水路を埋めて水の流れを変える作業を行いました。

　【作業前】

　【作業後】

☆ハンカイソウやトキソウが咲いていました。

皆さんの協力により赤名湿地は守られています。