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コハクチョウ

 「宍道湖・中海」がラムサール条約湿地に登録されてから、先月で3年が経ちました。国際的にも重要な湿地であるこの2つの湖には、この時期様々な水鳥が次々と越冬のために飛来します。

  

 今回はその中でもコハクチョウをご紹介します。コハクチョウは、体長120cm、翼を広げると約2mにもなる大きな水鳥です。夏にロシアの北極海沿岸で子どもを産み、冬頃になるとはるばる5,000kmもの距離を飛んで日本へ渡って来るのです。例年、宍道湖・中海周辺へは10月中旬に飛来し、翌年の3月まで羽を休めます。

  

宍道湖西岸の斐伊川河口部や、飯梨川と伯太川の間に広がる広大な水田地帯で昼間に落ち穂や草の根を食べ、夕方になると河口部の中州などのねぐらに帰って行きます。

  

 落ち穂を食べているコハクチョウの中で、灰色のコハクチョウを探してみましょう。この灰色のコハクチョウ、実は夏にロシアで産まれた子どもなのです。まだ産まれてから1年も経っていないのですが、親鳥と同じように日本へ飛んで渡って来るのです。すごいですよね。

  

 コハクチョウなどの水鳥をご覧になる時は、脅かさないように遠くから観察しましょう。また、田んぼの脇などに駐車される際には、他の通行車両などに迷惑がかからないように注意しましょう。

  

   宍道湖・中海「探鳥・景観スポット」

(りびえーる掲載日平成20年12月14日)


コハクチョウの写真

写真

 コハクチョウ(安来市宇賀荘)

  

    

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