今までにあった質問と回答
犬回虫症の取扱いについて教えてください。
犬の健康診断と寄生虫検査をしたところ、犬回虫卵が発見されました。犬は虫下しを処方してもらいましたが、室内で飼育していたので人に対する感染が心配です。何か良い消毒方法があれば教えてください。
犬の糞便中に排泄された回虫卵は未成熟卵で感染力はありません。しかし、排卵後10日から20日経つと成熟卵となり感染力を持ちます。従って、犬の糞便を速やかに処分することが大切です。
回虫の卵は高温で死滅するので、食器やトイレなどの熱湯消毒が効果的なようです。
しかし、室内全てを熱湯消毒することは不可能ですし、薬剤による効果的な消毒方法はないようなので、掃除を徹底されることがよろしいかと思います。
回虫の人への影響としては、成熟卵の経口感染により、幼虫が腸管内で孵化し、幼虫の体内移行により、各種臓器に障害を起こします。
幼児への感染例の報告が多いので、乳幼児がおられる場合は特に注意が必要です。
犬を抱いたりなでたりした後と食事の前には必ず石鹸で手を洗うようにしましょう。
さまざまな感染症予防の観点からも、エサの口移しやスプーンの共用など、犬との過度なふれあいは避けるべきです。
犬の検便は定期的に行われることをおすすめします。
お問い合わせ先
薬事衛生課
島根県健康福祉部薬事衛生課 〒690-8501 島根県松江市殿町1番地 (事務室は松江市殿町2番地 第2分庁舎3階にあります) TEL: 0852-22-5260(水道係) 0852-22-6530(感染症対策係) 0852-22-5259(薬事係) 0852-22-6529(営業指導係) 0852-22-6292(食品衛生係) FAX: 0852-22-6041 0852-22-6905(感染症対策係) yakuji@pref.shimane.lg.jp