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橋梁

中国地方最大の河川「江の川」橋梁めぐり

江川橋(ごうがわばし)

江川橋

舟をつないだだけの舟橋がこの位置での最初の橋でしたが、洪水によりすぐに流失してしまいました。住民悲願の恒久橋は、深い水深、洪水などの困難な施工条件を乗り越え、昭和 25 年に完成しました。全長は、江の川の中で最も長い 488m です。

[管理者]浜田河川国道事務TEL0855(22)2480


郷川橋梁(ごうがわきょうりょう)

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JR山陰本線最長の鉄橋である郷川橋梁は、大正9年に完成し、江の川に現存する橋梁として、最も古い橋梁です。建設当時は、第一次世界大戦の最中で、資材の高騰、輸送用貨車や船舶が不足する状況下での施工でした。橋脚が、レンガ、石積みからコンクリート製へと移り変わっていく時代で、水上施工という条件も加わり、多くの人手が掛かったほか、洪水被害により、完成間近に2基の橋脚を作り直すなど、難工事でした。

アメリカから輸入された鋼材が使用され、リベットで接合されていますが、長く潮風にさらされ、修繕された箇所は、ボルトに取り替えられています。維持補修を重ねながら、約100年たった今もなお現役で活躍しています。

[管理者]西日本旅客鉄道(株)浜田鉄道TEL0855(22)0388


新江川橋(しんごうがわばし)

新江川橋1.新江川橋2

1階が市道、2階が国道 9 号バイパスという山陰地方で初めてのダブルデッキの橋梁です。窯業が盛んであることにちなんで、石見焼の「はんど」が使用されている橋銘板は必見です。市道脇には歩道があり、江の川をゆっくり眺めながら渡ることができます。

[管理者]浜田河川国道事務TEL0855(22)2480、江津市土木建設TEL0855(52)7491

 


松川橋(まつかわはし)

松川橋1.松川橋2

アーチ下部に斜め鋼材があるのが特徴で、ランガートラス橋と呼ばれます。開通を迎えた昭和 57 年、住民の喜びもひとしおでした。

[管理者]浜田県土整備事務TEL0855(29)5654


桜江大橋(さくらえおおはし)

桜江大橋

昭和 52 年当初はグレーでしたが、 62 年に現在の配色に変更。町を象徴する桜色をメインに、上下に空色、若草色を配し、全体として「桜並木」が表現された美しさが特徴的。日本で初めて三色に塗装された橋。

[管理者]浜田県土整備事務TEL0855(29)5654


鹿賀大橋(しかがおおはし)

鹿賀大橋1.鹿賀大橋2

江の川だけでなく、国道 261 号も跨ぐこの橋は、移動作業車を用いて空中に伸ばしていく片持張出し架設工法が採用され、支間長 108.2m は道路橋では日本一でした ( 平成 14 年当時 )

[管理者]江津市土木建設TEL0855(52)7491


 

川本東大橋(かわもとひがしおおはし)

川本東大橋1.川本東大橋2

昭和42年完成時、ランガー橋+桁橋でしたが、昭和56年に右岸側もランガー橋となり、現在の姿に。一方はリベット、他方はボルトと2種類の接合が見られる点が面白い。

[管理者]県央県土整備事務TEL0855(72)9603


みなと橋(みなとばし)

みなと橋

桜江大橋の解体材が流用された初代の吊橋は、昭和40年豪雨により流失。2年後、現在の桁橋ができるまでの間は、渡し舟だったそうです。

[管理者]美郷町建設TEL0855(75)1216


栗原橋(くりはらばし)

栗原橋

邑智郡の中では最長の250mの赤いアーチ橋。昭和51年に完成した橋ですが、架け替え工事中だった昭和47年、洪水により初代と共に流失した苦難を経験しています。

[管理者]美郷町建設TEL0855(75)1216


吾郷大橋(あごうおおはし)

吾郷大橋

ライトブルーが鮮やかなトラス橋で、邑智(おおち)郡では最も古い昭和29年の完成です。鋼材をつなぎ合わせるリベットが数多く見られ、現在のように大型機械もない時代に作り上げられた先人の技術を感じることができます。また、ここでは下流の簗瀬(やなぜ)側にかつての渡しの痕跡が確認できます。

[管理者]県央県土整備事務TEL0855(72)9603


浜原大橋(はまはらおおはし)

浜原大橋

昭和12年、旧JR三江線が浜原駅まで開通したことを契機に、この地に計画されました。昭和30年に初めて橋が架かりますが、昭和4047年に2度も流失してしまい、現在3代目です。近くには、明治中期に舟運の中継基地として栄えた街の面影を見ることができます。

[管理者]美郷町建設TEL0855(75)1216


 

信喜橋(しきばし)

信喜橋

々と水を湛える浜原ダム湖上で、両岸の緑をつなぐ朱色の吊橋で、印象深い景観を形成しています。江の川に多く存在した吊橋も、現在島根県側で残っているのはここだけで、邑智郡内で最後まで渡し舟が残っていた場所です。

[管理者]美郷町建設TEL0855(75)1216


都賀行大橋(つがゆきおおはし)

都賀行大橋

江の川(県内)に架かる黄色い橋はここだけ。昭和38年に完成後、47年豪雨で左岸側1径間のアーチ部が流失し、翌年復旧されています。見た目を似せてはいますが、2つのアーチ部で部材をつなぐ構造や加工が微妙に異なっている点がありますので、探してみてください。

[管理者]県央県土整備事務TEL0855(72)9603


高梨大橋(たかなしおおはし)

高梨大橋1.高梨大橋2

江の川に架かる唯一の斜張橋で、国内の斜張橋の中では、29番目に完成。昭和47年豪雨により流失した初代、復旧された2代目は共に吊橋でした。

[管理者]美郷町建設TEL0855(75)1216


大和大橋(だいわおおはし)

大和大橋

アーチ部材が直径1.2mものパイプで作られているのが特徴的で、近くで見ると迫力満点。無塗装でも腐食が進行しない耐候性鋼材が使用されています。

[管理者]美郷町建設TEL0855(75)1216


大浦橋(おおうらばし)

大浦橋1.大浦橋2

ニールセンローゼ橋と呼ばれるアーチ橋の一種です。川本東大橋などのランガー橋と比べ、橋桁とアーチ部が同じような太さを持ち、H綱ではなくケーブルで両者をつなぎ、優美な姿を演出しているのが特徴で、視界が遮られず、景色がよく見渡せます。

[管理者]美郷町建設TEL0855(75)1216


第三江川橋梁(旧JR三江線)(ごうがわきょうりょう)

第三江川橋梁

島根と広島の県境にあり、今は廃線となった鉄道橋。県内に架かる旧JR三江線の橋は、いずれもトラス橋ですが、ここだけトラスの上を列車が走る上路式というタイプで、写真の撮影スポットとなっていました。

[管理者]西日本旅客鉄道(株)山陰地域振興本TEL0854(43)0223


 


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