企業局三成発電所
企業局|電気事業|工業用水道事業|水道事業|工業団地|決算、業務|環境保全|地域貢献|地域活動|施設見学|高野山風力発電|斐伊川水道|水質情報|発電情報
斐伊川は、島根県東部の中国山脈に源を発し、大馬木川、阿井川、久野川、三刀屋川などの支流を集めて斐川平野を貫流し宍道湖に注ぐ、流路延長約90km、流域面積1,067km2の河川です。
三成発電所は、斐伊川上流の仁多郡奥出雲町三成地内において昭和28年10月に運転開始した島根県で最初の県営発電所です。
この発電所は、上流約2.3kmの地点に建設された三成ダム(国土交通省直轄砂防堰堤を増補したもの)の常時満水位からの最大有効落差58.76mを利用して、最大使用水量6.00m3/sで発電しています。その後、老朽化が進んだため平成28(2016)年から平成31(2019)年にかけてリニューアル工事を行い、最大出力を2,830kWから3,150kWにアップし発電をしています。
なお、貯水池である三成ダムはアーチダムと呼ばれる構造をしています。
アーチダムというと黒部ダムや温井ダムが有名ですが、この三成ダムが日本で初めて造られたアーチダムとなります。
諸元
要目
- 発電所名:三成発電所
- 発電所位置:仁多郡奥出雲町三成1394の3
- 使用河川名:斐伊川水系斐伊川
- 認可最大出力:3,150kW
- 発電型式:ダム水路式
- 最大有効落差:58.76m
- 最大使用水量:6.00m3/s
- 送電系統:三成送電線を経て北原線(66kV)に接続
- 運転開始年月日:昭和28年10月15日
- 制御方式:遠方監視制御
土木工作物
- 貯水池
全容量:3,438,000m3
有効容量:1,138,000m3
利用水深:7.00m
湛水面積:316,000m2
- ダム(三成ダム)
型式:アーチ式コンクリートダム
頂長及び高さ:109.72m42.0m
- 導水路
総亘長:2,292.168m
種類及び構造:圧力隧道馬蹄型
- 水鉄圧管
径:上部1.8m下部1.2m
延長:103.302m
主要機器
- 水車
種類:フランシス水車
型式:竪軸単輪単流渦巻型
最大出力:3,260kW
使用水量:6.00m3/s
回転数:600rpm
- 発電機
種類:交流三相同期発電機
型式:竪軸回転界磁型
定格出力:3,500kVA
お問い合わせ先
企業局
島根県企業局 〒690-8501 松江市殿町8番地県庁南庁舎
Tel: 0852-22-5673(代表) Fax: 0852-22-5679
E-mail: ki-kyoku@pref.shimane.lg.jp