島根県立美術館
永田コレクションの全貌公開〈二章〉北斎一「葛飾北斎期」・「戴斗期」編
開催期間:9月10日(水)~11月3日(月・祝)
北斎研究者・永田生慈氏(1951-2018)より寄贈された県外不出の「永田コレクション」より、北斎の「葛飾北斎期」・「戴斗期」(数え46から60歳頃)の作品を公開します。北斎が当該期に挿絵を手がけた読本(長編小説)と絵手本など500冊以上の版本を細大漏らさず展示!この両版本で第一人者となった北斎が魅せる、圧巻の「版本世界(ブックワールド)」を、ぜひご堪能ください!
第58回島根県総合美術展(県展)
国宝松江城
松江歴史館
スポット展「昭和時代の八雲塗-華やかな装飾-」
開催期間:9月30日(火)~11月30日(日)
八雲塗は、松江市が誇る工芸のひとつで、明治20年ごろに坂田平一という人物が製作を始めたと伝わっています。明治時代末期に生まれた八雲塗は、大正・昭和・平成・令和と作られ続けています。
八雲塗の表現として、漆を表面に描いた後、透き通った飴色の漆を塗り重ね、絵を研ぎ出し、磨き上げる方法があります。この技法により、色鮮やかな漆絵を使いながら、飴色の漆を重ねることで一段階暗い色調となり、奥深い魅力が生まれます。
本展では、昨年度ご寄贈いただいた作品から、昭和時代の八雲塗を象徴する作品をご紹介します。
ミニ展示「松江ゆかりの画家・草光信成が旅した北海道」
開催期間:9月30日(火)~11月30日(日)
草光は明治25年(1892)に出雲市今市に生まれました。父の仕事の都合により松江市へ移住し母衣町で育ち、旧制松江中学を卒業後に東京美術学校(現東京藝術大学)の西洋画科に入学し美術教育を受けました。卒業後は中央画壇で活躍し、また郷里での絵画教育にも尽力しました。戦後、草光の四男が暮らす北海道を訪れ、釧路市や札幌市の景色を描き遺しています。令和5年度に松江歴史館に寄贈された草光作品を通して、画家がみた北海道の風景をご覧ください。
特別展「慶長の城一松江城築城とその時代一」
開催期間:10月10日(金)~12月7日(日)
慶長5年(1600)、関ヶ原の合戦に勝利した東軍を率いる徳川家康は、大名の勢力図を塗り替えました。新たな領地に移った大名は、支配の拠点となる城を一斉に築き始めます。「一国一城」が命じられる元和元年(1615)までの慶長年間は、築城ラッシュの時代でした。出雲国に入った堀尾氏もまた、支配の体制を整え、松江に新しい城と城下町を造りました。城普請の名手堀尾吉晴が築いた松江城は、戦争の火種くすぶる時代を映す堅固な城です。
本展では、古文書などから堀尾氏の支配の始まりと松江城築城の歴史を紹介します。
出雲キルト美術館
秋季企画展「丸」一Maru一展
開催期間:9月4日(木)~11月30日(日)
2024年に開催された丸紅ギャラリーでの個展「八幡垣睦子・古裂のメタモルフォーゼ」展のために制作された新作「丸」を当館にて初の展示を行います。“人も心も丸くなればより自由に生きられるのでは”本作では、初代出雲市長、山田金右衛門・山田家ゆかりの訪問着など、さまざまな縁でむすばれた着物の絵柄をひとつひとつ大切にすくい取り、小さな布切れも活かして、丸のみで表現することにこだわり、中央の鶴も丸くなっていくようデザインされました。永劫回帰を表し永久に続く「丸」に焦点を当て、丸のモチーフの過去作品と共に秋のしつらえとの融合をお楽しみください。
出雲玉作資料館
田部美術館
モニュメントミュージアム来待ストーン
安部榮四郎記念館
小泉八雲記念館
小泉セツ-ラフカディオ・ハーンの妻として生きて【第2期】
開催期間:6月13日(金)~2026年9月6日(日)
この秋からNHK連続テレビ小説「ばけばけ」が放送されることから、延長して開催します。ドラマとともに楽しんでください。
本展では、第1章「セツの生い立ち」、第2章「セツとハーンの物語」、第3章「小泉八雲夫人」という構成の中で、セツ直筆の草稿、帰化に関する書類、ハーンの友人からセツ宛書簡、「思い出の記」草稿、遺愛品などを展示し、西洋人の妻としてたくましくたおやかに時代を生き抜いた一人の女性にフォーカスしていきます。ハーンの再話文学創作における最大の功労者、小泉セツの生涯に光をあてた展示が行われます。
彼女が夫に与えた影響は計り知れないですが、セツというフィルターを通して、作家ラフカディオ・ハーンを見つめなおしてみませんか。
小泉セツ-ラフカディオ・ハーンの妻として生きて【第2期】(外部サイト)
出雲かんべの里
しまね海洋館アクアス
浜田市世界こども美術館
ぼうけん!植物展
開催期間:10月11日(土)~2026年1月12日(月・祝)
アートの世界でも“植物”は、魅力的な題材のひとつとして多くの作家たちの創作意欲をかき立てています。
本展は、“植物”をめぐるストーリーを多様な現代美術という手法で紡ぎ出します。木の葉の擦りだし、草花の染色、緻密に描かれたペン画の森、布とボタンでつくり上げる増殖型作品、メディアアートで表現する花の一生…。“植物”をテーマとする様々な作品を通して、アートと人々をつなぐ展覧会です。
浜田市浜田郷土資料館
石正美術館
石見の夢みる少年、画家となる一石本正画業黎明期1940~1952
開催期間:9月13日(土)~11月24日(月・祝)
一田舎から出てきた私は絵の技術など何も持ちあわせていなかった。だが感動する心を持っていた。一
本展では、石見の夢みる少年がふるさとを離れ戦時中の学生時代を経て本格的に画家として歩み始めるまでの、1940(昭和15)年から1952(昭和27)年の作品やデッサン約60点を展覧し、激動の時代における若き画家の揺れ動く模索の足跡をたどります。
第10回石本正日本画大賞展
開催期間:9月13日(土)~11月24日(月・振休)
全国で日本画を修める大学に推薦を依頼し、石本の画心を受け継ぐ審査員の方々より、優秀な作品に賞を与えて奨学します。今年は全国から29校が参加し、大賞1点、準大賞2点、特別賞2点、奨励賞5点を含む約90点を展示します。
島根県立古代出雲歴史博物館
島根県立八雲立つ風土記の丘
スポット展「平所遺跡の弥生土器」
開催期間:8月27日(水)~12月22日(月)
平所遺跡発掘調査50周年を迎える今年、平所遺跡から出土した弥生土器がついに復元。八雲立つ風土記の丘周辺の弥生時代研究、ここにはじまる!?
秋季特別展「山陰の飾騎」
開催期間:9月13日(土)~11月24日(月・振休)
岡田山古墳が国の史跡に指定されて60年、1号墳出土品の一部が国の重要文化財に指定されて40年を迎える2025年、岡田山1号墳出土品をはじめ、山陰の馬具や装飾大刀の美しさが、力強さが、風土記の丘を駆けめぐります。
宍道湖自然館ゴビウス
荒神谷博物館
「里帰り!国宝青銅器-埋納の地へ-」
開催期間:4月9日(水)~2026年1月12日(月・祝)
今から40年前に、荒神谷遺跡で大量の弥生青銅器(銅剣358本・銅鐸6個・銅矛16本)が発見されました。だれがどんな目的で埋めたのか、どこで作られたのかなど、今も調査・研究が続けられています。このたび荒神谷博物館において、発見された青銅器を里帰り展示します。いま一度、発見当時の感動を間近で味わってみませんか。
出雲弥生の森博物館
ギャラリー展「知井宮多聞院遺跡一弥生時代の貝塚を探る一」
開催期間:9月3日(水)~11月24日(月・振休)
知井宮多聞院遺跡は、出雲市知井宮町に位置する遺跡です。戦後の発掘調査では、弥生時代中期から古墳時代前期の土器や貝類、動物の骨などが出土しています。その後、2023年から2024年にかけて出土品の再調査を行ったところ、貝類の大半がヤマトシジミであることに加え、大社湾でとれるチョウセンハマグリが多く含まれていることも確認しました。また、新たに発見された台形土器は、弥生時代中期に近畿地方から出雲に持ち込まれたものかもしれません。本展では、これらの出土品を通して、当時の人々の暮らしや地域交流について探ります。
速報展「須佐神社の棟札」
開催期間:7月16日(水)~12月22日(月)
出雲市佐田町の須佐神社は、スサノオノミコトの本宮として崇敬を集め、最近ではパワースポットとして全国的にも知られる神社です。須佐神社では、45点の棟札(むなふだ)が700年にわたり大切に受け継がれており、今回、出雲市有形文化財として指定されました。これを記念して、速報展「須佐神社の棟札」を開催しています(12月22日まで)。文化財指定の紹介パネルと須佐神社本殿の段ボールクラフト作品を展示しています。
速報展「屋敷谷2遺跡と周辺のたたら製鉄」
開催期間:9月17日(水)~2026年2月2日(月)
出雲市多伎町周辺は、江戸時代に田儀櫻井家のたたら製鉄で栄えた地域で、各地に製鉄関連の遺跡が残っています。今回の展示で取り上げる屋敷谷2遺跡は、田儀櫻井家の製鉄業を支えたと考えられる山間部の集落跡です。
本展では、出雲市文化財課が令和5年度から実施している調査成果に加え、宮本鍛冶山内遺跡(多伎町奥田儀)や朝日たたら跡(佐田町高津屋)など、屋敷谷2遺跡周辺の製鉄遺跡についてもご紹介します。
秋季企画展「出雲の弥生人なに食べた?」
開催期間:10月4日(土)~12月22日(月)
本展は、出雲の弥生人が多くの食材を採取・栽培し、さらに、調理・加工した様子が想像できる内容です。弥生時代の食料事情を観覧していただきながら、食欲の秋を堪能していただければ幸いです。
出雲文化伝承館
没後70年竹田霞村展
開催期間:8月23日(土)~11月3日(月・祝)
日本画家・竹田霞村(1884~1955)は現在の出雲市下横町に生まれました。東京美術学校(現・東京藝術大学)を特待生で卒業し将来を嘱望されますが、まもなく出雲に戻りその生涯を当地で過ごします。本年は霞村没後70年の年にあたります。花鳥画を得意とした彼の作品は、優雅で格調高く、古典作品から学んだ伝統的な日本画の技法と当時の人気画家たちからの影響を感じさせます。平成4年に顕彰展を開催して以来、実に33年ぶりの回顧展となります。本展では、郷土を代表する日本画家の画業を振り返り、その人生に迫ります。
平田本陣記念館
マツオヒロミ展レトロモダンファンタジア
開催期間:10月14日(土)~2026年1月25日(日)
島根県松江市出身のマツオヒロミさんは、レトロモダンな世界を美麗に描いて人気のイラストレーターです。匂いたつような色香をまとった艶やかな女性像はもちろんのこと、衣装・装飾品・建物・ロゴなど、細部にわたって“マツオヒロミイズム”が貫かれています。
本展では、架空の百貨店“三紅百貨店”を舞台にした『百貨店ワルツ』、創刊100周年の空想の老舗ファッション誌“RONDO”を巡る『マガジンロンド』、ランジェリーをテーマにした『マイガーランド』など、見る人を魅了してやまない独自の作品世界を余すことなく紹介します。
しまね花の郷
~日本の野山を彩る樹木たち~植物画作品展
開催期間:10月25日(土)~11月24日(月・祝)
日本の野山を彩る木々たちをテーマに描いた植物画の作品展です。それぞれの木々の特徴を繊細に美しく表現した作品をお楽しみください。
【出展】山田ひさ子先生と生徒の皆さん
出雲民藝館
手錢美術館
島根県立石見美術館(島根県芸術文化センターグラントワ内)
生誕100年森英恵ヴァイタル・タイプ
開催期間:9月20日(土)~12月1日(月)
島根県出身の世界的ファッションデザイナー、森英恵の生誕100年を記念し、没後初となる大規模な展覧会を開催します。
1950年代にキャリアをスタートさせた森は、デザイナーとして活躍する一方で、母であり妻でもありました。戦後の高度経済成長期の日本において、映画衣装の制作を通じて頭角を現し、家庭を持ちながら社会的にも大きな仕事を成し遂げるその姿は、新しい女性の先駆けとして注目されました。1961年、森が新たに提唱したのが「ヴァイタル・タイプ」という人物像です。快活で努力を惜しまないその姿は、そのまま森の生き方と重なるものでした。1965年にはニューヨークへ、1977年にはパリへと活動の場を広げた森は、生涯を通じて創作に情熱を注ぎ続けました。さらに日本人として初めて海外で本格的に自身のブランドを確立しただけでなく、ファッション雑誌やファッションショーの記録といった情報メディアの運営を通じて、日本のファッションリテラシーの底上げを図りました。加えて、日本の布地や職人の技を生かした作品を通じて、世界に向けて日本の高い技術力と美意識を発信した点にも、改めて注目されています。本展では、森英恵の生き方とものづくりの哲学を、オートクチュールのドレスや写真、資料など約400点の作品を通して紐解きます。
島根県立三瓶自然館サヒメル
第5回日本星景写真協会写真展星の風景
開催期間:10月18日(土)~11月24日(月・祝)
天体と地上の風景を1枚の作品に収めた星景写真の展示会。日本星景写真協会写真展の5回目の全国巡回展です。
三瓶小豆原埋没林公園
石見銀山世界遺産センター
秋季企画展「石」は語る石見銀山500年の歴史
開催期間:10月1日(水)~12月22日(月)
石見銀山には、15,000基を超えるたくさんの石造物があります。墓石や寺社に寄進された灯籠、鳥居、狛犬などの石造物は、人々の信仰に関わる節目に造られたもので、石見銀山の歴史を物語る証人です。本企画展では島根県・大田市が、長年にわたり実施してきた石造物調査の成果の一端を紹介します。
仁摩サンドミュージアム
NewWorldOrderスプレーアーティストYu-ji個展
開催期間:9月6日(土)~12月21日(日)
作品は市販のカラースプレーを駆使し宇宙空間や幻想風景等をグラフィックデザイナーの経歴を活かしつつグラデーションで彩ながら直感的に視覚化、具現化したもので、今回の企画展では、
1.広大な宇宙空間を大胆に描くスプレーアートの基礎と言われる技法をメインにした「GalaxyDiver」シリーズ。
2.天国や桃源郷を思い起こさせるような現実世界には存在しない風景画を軸にした「YourLandscape」シリーズ。
3.様々な動物、海洋生物、幻想生物のシルエットの中に幻想風景を閉じ込めた「NewFoundAnimals」シリーズ。
4.幾何学抽象+生物の世界観をスプレーアートで描き上げる「GeometricAnimals」シリーズの4つのカテゴリに62点を展示します。
NewWorldOrderスプレーアーティストYu-ji個展(外部サイト)
温泉津やきものの里
安来市加納美術館
企画展「こうげいやすぎ弐」絣の美広瀬絣の今伝習所一手仕事を継ぐ人びと
開催期間:10月11日(土)~12月22日(月)
今回スポットをあてる広瀬絣は、江戸時代に広瀬藩の城下町として栄えた安来市で、庶民の手によって織り継がれ、藍の絣模様と実用の美を兼ね備えた布として育まれてきました。一時はその姿を消しかけた広瀬絣ですが、地域の織り手たちの尽力によって再びよみがえり、今日までその技とこころが受け継がれています。島根県の無形文化財にも指定されています。本展では、広瀬絣の復興と継承に長年携わってこられた永田佳子さん(島根県無形文化財保持者)の作品をはじめ、伝習所で学び実践を重ねる作り手たちの仕事を紹介します。
企画展「こうげいやすぎ弐」絣の美広瀬絣の今伝習所一手仕事を継ぐ人びと(外部サイト)
足立美術館
秋季特別展「心に響く日本画55選」
開催期間:8月31日(日)~11月30日(日)
足立美術館の開館55周年を記念し、近代の日本画壇で活躍した巨匠たちの中から、心に響く名作55点を選び展示します。日本の豊かな風土と文化を背景に、四季折々の変化を加えつつ、日本人ならではの美意識で描かれた作品を存分にお楽しみください。
和鋼博物館
今井美術館
奥出雲たたらと刀剣館
鍛練実演
毎月第2日曜日・第4土曜日10時〜11時半・13時〜14時半
定期的に日本刀鍛練実演を公開しています。奥出雲町在住の島根県伝統工芸士小林三兄弟による見事な実演をご覧下さい。
絲原記念館
奥出雲多根自然博物館
特別展「赤色立体地図で見る学ぶ奥出雲の地形と世界農業遺産」
開催期間:11月1日(土)~11月30日(日)
令和7年8月、奥出雲町の「たたら製鉄を再適用した奥出雲地域の持続可能な水管理及び農林畜産システム」が国連食糧農業機関(FAO)により、世界農業遺産に認定されました。
本展では、赤色立体地図を用いて奥出雲町で見られるさまざまな地形や遺跡などを通じて奥出雲の歴史を考えるとともに、たたら製鉄の原料である砂鉄を多量に採掘し、その跡地を農地転用するという、世界的に見ても例を見ない特殊かつ貴重なシステムについて紹介していきます。
特別展「赤色立体地図で見る学ぶ奥出雲の地形と世界農業遺産」(外部サイト)
瑞穂ハンザケ自然館
津和野町日本遺産センター
安野光雅美術館
「安野光雅のふるさと津和野」展
開催期間:9月12日(金)~12月10日(水)
・津和野・絵のある自伝・昔の子どもたちほか
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