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とびっくす〜島根の海と魚のトピックス〜


■バックナンバーNo.1〜50

「とびっくす」のバックナンバーです。全文(PDF)を見るにはタイトルもしくは「全文はこちら」のリンクをクリックして下さい。

No.1(平成16年12月)ハタ類の外部寄生虫の発生について

平成16年10月頃から、石見西部においてキジハタ等のハタ類に外部寄生虫が多く発生しています。これは甲殻類のイカリムシの仲間で、これまであまり報告がない珍しい種類であることがわかりました。一時はキジハタの3/4以上に寄生が見られ、人が食べても害はないものの、魚の外見が悪くなることからハタ類の価格下落などの被害が生じています。これについて、水産試験場では聞き取り調査や市場調査を行っています。(PDF形式、294KB)

No.2(平成17年2月)海からの珍客

平成17年1月14日、「オットセイ」が浜田漁港にしばらくの間滞在し、市民の話題となりました。オットセイ(キタオットセイ)は北方系の海獣であり、本来の回遊水域からはずれて迷い込んだものと思われ、島根県のような日本海南西部で観察されたのは今回が初めてです。本号はこのオットセイを始め、島根の海に現れた珍しい海の生物を特集します。(PDF形式、661KB)

No.3(平成17年3月)巨大サバ獲れる!

平成17年4月18日浜田漁港で全長53cmもある巨大なマサバが水揚げされました。まるでハマチのような大きさで、過去の記録から見ても最大級のマサバです。(PDF形式、553KB)

No.4(平成17年5月)"脂の乗り"が瞬時に分かる!

島根県水産試験場では、全国に先駆けて魚の"脂の乗り"の現場測定法を実用化して活用を始めました。その方法は、対象に接触させるだけでその脂質含有量が瞬時に分かるポータブルタイプの機械について、魚体の脂質用のデータを積み重ね、現場で使用できるようにしたものです。現在、浜田の旬のマアジはブランド"どんちっち"として、脂の乗りを売りにしてその出荷が始まっていますが、この技術により生産者が出荷時に実際に脂の乗りを確認できるようになりました。(PDF形式、602KB)

No.5(平成17年6月)2.6kgの大イサキ獲れる!

平成17年5月30日、浜田漁港においてまき網で超特大級のイサキが水揚げされました。試験場で測定したところ、全長55.8cm(体長50.0cm)、体重2,609gもありました。県内ではこれまででイサキの最大記録です。併せて、初夏によく海で発見されるクモのような謎の生物について紹介します。(PDF形式、831KB)

No.6(平成17年10月)ノドグロでも脂の乗りを瞬時に測定!

水産試験場ではマアジに続いてノドグロ(アカムツ)の脂の乗り(脂質含有量)を現場で測定する機械を実用化することに成功しました。この機械は元々果実の糖分などを計る装置ですが、試験の結果ノドグロの脂質測定にも使えるようになり、すでに漁協の市場で試験的に使用されています。(PDF形式、685KB)

No.7(平成18年3月)平成17年度の大型クラゲ被害と対策

今年度の島根県漁業に大きな被害をもたらした大型クラゲ(エチゼンクラゲ)についての総括です。

1.今年度の大型クラゲ来遊状況と被害
(1)過去最大級の大量来遊であった。
(2)来遊時期も7月末〜今年2月末と長期にわたった。来遊のピークは9〜11月。
(3)被害額は底びき網と定置網の漁獲減だけでも2億1千万円以上。
2.水産試験場で底びき網と定置網のクラゲ対策漁具を開発し実用化しました。
3.死んだクラゲは海中で数日間で(水温20℃なら3〜4日、水温12℃では10〜11日)完全に分解されることが水槽実験でわかりました。

(PDF形式、604KB)

No.8(平成18年4月)プランクトンの死がいが大量漂着

平成18年4月13日、浜田市の海岸に腐った魚の臭いのするヘドロ状のものが打ち寄せられているとの通報がありました。水産技術センターで調べたところ、正体は大量に発生したプランクトンの死がいでした。その他、春の時期よくあるプランクトンの発生についても解説します。(PDF形式、814KB)

No.9(平成18年4月)"しまねの魚"の付加価値向上を目指して!

「ポータブル型近赤外線分光分析装置」による、水産物のブランド化支援技術開発事業がスタートしました。"脂の乗り"については、マアジやノドグロ(アカムツ)だけでなく、マサバについても測定が出来るよう研究を進めています。また、これらの魚種以外にもこの技術を適用し、脂質含量の測定が可能な魚種を増やして行こうと考えています。さらに、脂質含量だけでなく、ブランド化や高付加価値に係わるその他の評価指標の応用についても技術開発を行います。(PDF形式、377KB)

No.10(平成18年5月)美味しい!健康に良い!『どんちっちアジ』

浜田市では旬の脂の乗ったマアジ(脂質含有量が10%以上)を『どんちっちアジ』と命名してブランド化を進めており、今年もまもなくそのシーズンがやってきます。
昨年、水産技術センターでは『どんちっちアジ』の食味についてアンケート調査行い、その結果、"脂の乗り"に「満足」と答えた人は、10%以上で半数以上、15%以上では70%と、多くの人が『どんちっちアジ』の脂の乗りを評価していることが分かりました。(PDF形式、626KB)

No.11(平成18年6月)ミズクラゲ・アカクラゲの大量出現

今年4月頃からミズクラゲ,アカクラゲと呼ばれる2種類のクラゲ(昨年被害をもたらしたエチゼンクラゲとは異なります)が島根県各地の沿岸でこれまでにないほど大量に出現しています。6月上旬現在でもミズクラゲが定置網などに1日数十トン単位で入網しています。これらのクラゲは作業の邪魔になるだけで利用価値もなく、漁業者を困らせています。(PDF形式、823KB)

No.12(平成18年6月)マダイの種苗生産は順調で、今が真っ最中です

島根県水産技術センター(栽培漁業部)では、現在、マダイ種苗生産の真っ最中です。マダイはアワビとともに最も古くから種苗生産が取り組まれた魚種で、生産技術が最も進歩している魚種のひとつです。今年度の目標は中間育成(人工種苗が自然の海で生き残りやすいように、放流前にある程度の大きさまで育てることを言います)用のマダイ稚魚、全長25mmの種苗153万尾を作ることです。現在、7面の100トン水槽にあわせて500万尾の仔魚が飼育されています。7月まで当センターで飼育された後、県下各地の中間育成施設に出荷され、8月末頃、全長70mm程度になるまで中間育成され、その後、海に放流される予定です。(PDF形式、459KB)

No.13(平成18年6月)"どんちっちアジ"の水揚本格開始

海水温が例年に比べ低く、来遊が遅れていたどんちっちアジですが、6月になり水温の上昇とともに本格的に漁獲が始まりました。銘柄が極小(50-60g)、極小太り(70-80g)、豆(90-110g)、小(120-150g)の4段階ありますが、いずれの銘柄も脂質含量10%以上で、特に銘柄"小"では15%もあり、申し分のない脂の乗りとなっています。

この脂の乗りを、水揚げされたその日のうちに消費者の皆様にお伝えすべく、ホームページで公開することになりました。現在、製作中で近日公開予定です。(PDF形式、546KB)

No.14(平成18年7月)クラゲ情報1号-対馬周辺で大型クラゲ発見

5月中旬から6月下旬に東シナ海で行われた調査では発見されなかった大型クラゲ(エチゼンクラゲ)ですが、7月に入り出現情報が相次いでいます。7月22日には対馬の定置網にも入網しました。島根県水産技術センターでも7月19日-21日に隠岐島西方-北方海域で試験船「島根丸」により大型クラゲの分布調査を実施しました。幸いなことに今回の調査では大型クラゲは発見されませんでしたが、今後も注意が必要です。

(PDF形式、286KB)

No.15(平成18年8月)夏のシイラは島根の味!

シイラといえば夏を代表する魚のひとつですが、島根県ではシイラ漬けというユニークな漁法で漁獲されます。ハワイではマヒマヒと呼ばれる高級魚であることを知っている人も多いと思いますが、旬は夏で、値が安く、比較的魚の少ない夏場の庶民の味方です。島根の代表的なシイラ料理である「沖造り」を始め、刺身、フライ、バター焼きなどに調理されますが、シイラの評価は美味しいという人と、逆に不味いという人に分かれます。なぜこのように評価が大きく分かれるのか。研究の結果、どうやらその謎が解けそうです。その解明と、それにともなうシイラの有効利用法について紹介します。(PDF形式、293KB)

No.16(平成18年8月)クラゲ情報2号-島根県に大型クラゲ来遊!

大型クラゲ(エチゼンクラゲ)の島根県沿岸への来遊が始まりました。8月中旬から島根県沿岸の定置網への大型クラゲの入網が相次いで確認されており、出雲および隠岐海域では日によって数個から500個体と数の増減はありますが、入網が続いています。(PDF形式、481KB)

No.17(平成18年10月)クラゲ情報3号-島根の大型クラゲ来遊状況

現在、大型クラゲ(エチゼンクラゲ)が島根県沿岸に多数来遊し、沿岸の定置網に1日数百〜数万個も入網しています。このため、島根県水産技術センターは、10月17,18日に調査船による大型クラゲの分布状況を調査しました。

調査の結果、益田沖などで多数のクラゲが確認され、島根県沖合には未だに大量のクラゲが存在すると思われます。今後もクラゲによる漁業被害についてさらなる注意が必要です。(PDF形式、480KB)

No.18(平成18年10月)美味しいアジ・サバ獲れてます!

浜田港では10月中旬頃からサバがまとまって水揚げされています。マサバの旬は地域によって異なりますが、山陰では晩秋から徐々に脂が乗り、春の産卵期までが旬となっています。ところが今獲れているサバはすでに脂が乗っており、小型のものでも脂質含量が10%を超えているものが大半を占めています。また、サバだけでなくマアジも混獲されていますが、どんちっちアジに匹敵するほどの脂質含量です。どんちっちアジはマアジの旬である4〜8月に限定されていますので、どんちっちアジとは呼べませんが、美味しさは保障できます。これから美味しさが増すマサバ、それに季節はずれの脂の乗った美味しいマアジの情報をお届けします。(PDF形式、666KB)

No.19(平成18年11月)イワガキの種苗生産真っ最中!

近年、日本各地でイワガキ養殖が盛んに行われるようになりましたが、水産技術センターでは平成10年から養殖に用いられるイワガキ種苗の生産を行ってきました。これまで、優良な種苗を安定的に生産するため、様々な研究を行ってきました。現在、種苗生産の最も重要な時期で、作業の真っ最中です。これまでの取り組み状況、生産数の推移、これからのイワガキ養殖などについて紹介します。(PDF形式、852KB)

No.20(平成19年2月)メガイアワビ稚貝を生産中!

水産技術センター(栽培漁業部)では、現在メガイアワビの種苗生産真っ最中です。アワビは本県で最も古くから種苗生産がとりくまれている種で、生産技術が最も進歩しているもののひとつです。近年、アワビ類の漁獲量は大きく減少しています。このため種苗の放流や藻場の保護育成などが特に重要で、当センターでは本県のアワビ資源再生を目指して種苗生産に取り組んでいます。今号では、種苗生産を中心に放流までの一連の作業工程について紹介します。

(PDF形式、598KB)

No.21(平成19年4月) 今年は早いぞ!"どんちっちアジ"

脂質含有量10%以上の"どんちっちアジ"が、今年は早くも出荷されました。"どんちっちアジ"の初出荷は例年ですと4月下旬から5月上旬頃ですが、今年は近年で最も早く3月下旬から脂の乗ったマアジが獲れ始め、4月6日には殆どの銘柄で規格基準を超えるようになり、浜田市ブランド化戦略会議では同日、今年初めて"どんちっちアジ"の出荷を開始しました。また、浜田に水揚げされるこの時期のマサバも、マアジに負けないほどの良好な脂の乗りであることが確認されました。(PDF形式、302KB)

No.22(平成19年6月)今年は特別!"どんちっちアジ"

前号(No.21)で、脂質含有量10%以上の"どんちっちアジ"が、今年は例年より早く出荷開始されたことを紹介しました。その後、脂質含有量はさらに増加し、現在ではこれまでにないほどの高い脂の乗りとなっています。また、魚体の大きさもこれまでより大型のものが多く、今後の水揚げに期待がもたれています。さらに、マサバの脂質含有量もマアジに負けないほどの良好な状態が4月以降継続しています。(PDF形式、451KB)

No.23(平成19年7月)水産技術センターにおける学習活動の支援

水産技術センターでは県民の皆様に水産業や海・川の自然について知っていただくため、様々な学習活動を行っています。平成18年度は48件、1,987人と、多くの人が受講されました。今年度もすでに児童・生徒さんを始め多くの方々に当センターが訪問しています。本号ではこの学習活動について紹介します。

(PDF形式、392KB)

No.24(平成19年8月)アワビ養殖における未利用ワカメの有効利用

本県のアワビ養殖ではその餌となる海藻の確保が非常に重要な課題となっています。その対策として、ワカメ養殖で育ち過ぎて廃棄処分される不良ワカメの有効利用が検討されていますが、水産技術センターでは、それを実証するために試験を実施しました。本号ではその結果について紹介します。

(PDF形式、577KB)

No.25(平成19年11月)のどぐろの美味しさ脂の乗りでどう違う?

当センターでは水産物の付加価値向上やブランド化を支援するため様々な取り組みを行っています。その一つに、漁業現場での脂質測定の実用化がありますが、この技術は厳格な脂質基準を守ることを可能としました。その結果、マアジやノドグロ(アカムツ)などの「どんちっちブランド」の評価は高まっています。こういった中、当センターには生産者や消費者から様々な要望が寄せられます。このたび、そういった声にお答えするため、またブランド化の新たな展開のため、食味試験やアンケート調査を実施しました。本号では、ノドグロの食味試験の結果について紹介します。

(PDF形式、410KB)

No.26(平成19年12月)のどぐろの美味しさ脂の乗りでどう違う2

当センターでは水産物の付加価値向上やブランド化を支援するため様々な取り組みを行っていますが、その一つである漁業現場での脂質測定の実用化は、マアジやノドグロ(アカムツ)などの「どんちっちブランド」の評価向上に貢献しました。同時に、当センターに対する生産者や消費者からの要望も多くなりました。この要望にお答えするため、またブランド化の新たな展開のため、食味試験やアンケート調査を実施しておりますが、前号ではノドグロの「煮つけ」と「塩焼き」の試験結果について報告しました。本号では、引き続き行ったノドグロ「開き干し」の試験結果について紹介します。

(PDF形式、430KB)

No.27(平成20年1月)平成19年(2007年)の海況トピック

平成19年(2007年)の海況に関する特徴的なトピックをまとめました。

・秋季および春季の高水温

・有害赤潮の発生

・ハリセンボンの大量発生

・マダラなどが増加

・平成19年に獲れた珍しい魚介類

(PDF形式、445KB)

No.28(平成20年1月)マダイ種苗生産の省力・省コスト化を目指して

栽培漁業部では現在マダイ、ヒラメ、メガイアワビ、イワガキの4種類の種苗生産を行っていますが、近年はより良い種苗を安定的に生産するだけでなく、生産経費の節減や作業の効率化が求められています。このためマダイの種苗生産の新たな技術として「ほっとけ飼育」という生産方法に取り組んでいます。本号ではそれを紹介します。(PDF形式、484KB)

No.29(平成20年2月)「ハタハタ」の美味しさ脂の乗りでどう違う?

とびっくすNo25、26で「のどぐろ(アカムツ)」の脂質含有量別の食味試験の結果を報告しましたが、本号では、ハタハタの「一夜干し」について行った試食アンケート等の結果について紹介します。(PDF形式、519KB)

No.30(平成20年2月)大型クラゲ平成19年度の来遊状況

平成19年度の大型クラゲ(エチゼンクラゲ)来遊状況についてまとめました。

・平成19年度も島根県沿岸に大型クラゲが来遊し、定置網・底びき網などに多数の入網がありました。

・数は一昨年ほど多くなかったものの、出雲や隠岐島後の定置網では1日数千個の入網も報告され、例年より遅い時期まで入網が続きました。

・水産技術センターで開発したクラゲ対策漁具について紹介します。

No.31(平成20年3月)ヒラメ優良種苗の大量生産を目指して!

栽培漁業部ではマダイ、ヒラメ、メガイアワビ、イワガキの4種類の種苗生産を行っていますが、1月から始まったヒラメの生産は順調に進んでいます。現在は、4月の出荷に向けて最後の仕上げ段階に入っています。近年はより良いヒラメ種苗を安定的に、しかも大量に生産できるようになりました。本号では生産技術の進歩に伴って変わってきたヒラメの特徴について紹介します。(1814KB)

No.32(平成20年3月)高津川におけるアユの資源回復対策について

水産技術センターでは平成11年から高津川におけるアユの資源調査を行ってきました。本号ではこれらの調査結果から推定された高津川におけるアユ資源の現状を報告するとともに資源を回復させるための提案を行います。(PDF形式、501KB)

No.35(平成20年4月)中海のサルボウガイ復活を目指して!

かつての中海にはサルボウガイ(地方名:赤貝)がたくさん生息しており、全国一の生産量がありました。しかし、環境の変化により激減し、今では"幻の貝"と呼ばれるようになりました。このサルボウガイ、最近になって、僅かですが資源回復の兆しがみられます。そこで、水産技術センターでは、本種の天然採苗試験や生息状況について調査を実施しました。本号では天然採苗試験の結果について報告します。(PDF形式、948KB)

No.34(平成20年4月)海の色が変?ハプト藻の発生について

今年4月上旬から島根県沿岸の海の色が明るい緑色に変色しています。原因は「ハプト藻」と呼ばれる植物プランクトンの大量発生です。このプランクトンに害はありません。これ以外に今年はカブトクラゲ(クシクラゲ類)の大量発生も見られています。(PDF形式、595KB)

No.33(平成20年4月)養殖イワガキ種苗の歩留まり向上を目指して!

とびっくすNo.19で、イワガキ種苗を安定的に生産するための研究や取り組みについて報告しましたが、本号ではイワガキの種苗生産および養殖時にみられる食害によるへい死やその対策について紹介します。(PDF形式、1080KB)

No.36(平成20年9月)高品質のサワラを目指して!

平成19年秋に松江市美保関町のサワラ釣漁業者グループによる「高鮮度処理サワラ」試験出荷が、松江水産事務所の指導により行われました。水産技術センターはこの取り組みを支援するため、サワラの品質をより維持できる船上処理技術について研究を行っています。本号ではその結果について報告します。

(PDF形式、512KB)

No.37(平成20年11月)カニの身入り測定技術の開発!

水産技術センターでは、カニの身入りを迅速に非破壊で測定する技術の開発に取り組んでいます。

カニの品質判定は非常に難しいのですが、水分含量を指標にして、カニの身入りを数値化することができました。さらに、この身入り数値(固形分)を近赤外線で測定できるようにしました。本号ではその概要について報告します。(PDF形式、578KB)

No.38(平成20年12月)マダイ種苗生産の省力化を目指して2

とびっくすNo.28号で紹介しました「ほっとけ飼育」の取り組みも今年で3年目を迎えました。このたび生産現場への本格的な導入へ向け更なる成果が得られましたので、本号ではその最新情報について報告します。

(PDF形式、545KB)

No.39(平成20年12月)平成20年の海況トピック

今回は平成20年を振り返り、今年の海況トピックや珍魚について総括します。・夏季の高水温(7-8月)・円石藻による海の変色(4月)・カブトクラゲの大量発生(4月)・消えた?エチゼンクラゲ(秋-冬)・冷水によるアマダイの衰弱現象(11月)・平成20年に獲れた珍しい魚介類。(PDF形式、1,385KB)

No.40(平成20年12月)-取水制限によるアユの産卵のお手伝い-

例年9月も終わり頃になると川では、アユが産卵のために川を下る光景を目にすることができます。ところが今年、県西部に位置する高津川では10月に入ってもその姿がみられませんでした。一体アユたちに何が起こったのでしょうか。本号では水産技術センターの調査結果とともに、高津川漁業協同組合が中国電力株式会社の協力を得て行った対策について紹介します。(PDF形式、578KB)

No.41(平成21年2月)隠岐西ノ島の浜にイカの大群が押し寄せてきた

隠岐郡西の島町浦郷地区にある由良湾の浜は、昔からスルメイカやソデイカが押し寄せることから「イカ寄せの浜」として有名ですが、2009年1月23日の夜、スルメイカが大挙して押し寄せました。今号ではそれについて紹介します。(PDF形式、690KB)

No.42(平成21年2月)養殖用のイワガキ種苗が出来るまで!

栽培漁業部では、今年もイワガキの種苗生産が無事終了し、養殖業者が必要とする数量約80万個の稚貝を生産しました。今号ではイワガキの種苗がどのような方法で生産されているのかを詳しく紹介します。(PDF形式、1027KB)

No.43(平成21年4月)サワラの価格向上を目指して!

サワラの新たな付加価値の向上を図るため脂の乗りを測定する技術を開発しました。今回はその内容についてお知らせします。(PDF形式、1980KB)

No.44(平成21年7月)深海からの珍客

マアジ新規加入量調査と、最近の調査で採集された珍しい魚2種(シャチブリ、テンガイハタ)の紹介です。

全文はこちらです。PDF形式、512KB)

No.45(平成21年7月)中海の魚類のへい死はなぜ起きたか?

平成21年7月13~14日に中海西部でハゼ類を中心とする魚類が数多く死亡する現象があり、原因は貧酸素水による酸欠死と考えられました。今回はこの現象がなぜ起こったか?原因とその背景にある中海の環境について特集します。

全文はこちらです。PDF形式、984KB)

No.46(平成21年10月)バイ資源復活に向けて

当センター内水面浅海部浅海グループでは、平成17-19年にかけてバイ(地方名:灘バイ)の親貝を移植放流し、その資源を増やそうという取り組みを出雲市多伎地先で実施しました。今回は移植放流後の状況について紹介します。

全文はこちらです。PDF形式、544KB)

No.47(平成22年2月)大型クラゲ平成21年度の来遊状況

平成21年度も大型クラゲ(エチゼンクラゲ)が島根県沿岸に多く来遊し、定置網や底びき網に入網して被害をもたらしました。本号では平成21年度の大型クラゲ来遊状況についてまとめました。

全文はこちらです。PDF形式、792KB)

No.48(平成22年4月)活け〆(いけしめ)による魚価向上!

漁獲物の鮮度保持に関しては、速やかな冷却が基本とされています。これまで当センターでは、底びき網漁業における漁獲物の水氷による「予冷」の実施や、定置網漁業における「殺菌冷海水」の使用により、漁獲物の鮮度が全県的に底上げされたことを明らかにしてきました。これらの知見はマニュアル化され、漁獲物の品質向上に役立っています。本号では「活け〆(いけしめ)」についての取り組みについて紹介します。(全文はこちらです。PDF形式、623KB)

No.49(平成22年12月)栽培漁業センターの種苗生産技術など移転中

隠岐郡西ノ島町に位置する水産技術センター栽培漁業部は昭和51年に島根県栽培漁業センターとして発足以来三十余年、栽培漁業の推進を担う放流用種苗および養殖用種苗の魚介類量産拠点として邁進してきました。本年4月1日からマダイ、ヒラメ、イワガキの種苗生産業務を(社)島根県水産振興協会(以下「協会」という)に委託しました。これまで栽培漁業部に所属していた職員は協会への種苗生産技術移転に携わるため、協会の栽培漁業センター(以下「センター」という)に引き続き駐在しています。ここでは、センター職員と県駐在員の種苗生産技術移転の様子を紹介します。

全文はこちらです。PDF形式、729KB)

No.50(平成23年1月)隠岐・西ノ島でスルメイカの自由販売

今シーズンは、スルメイカの南下回遊経路が隠岐諸島周辺海域にあたったことからJFしまね浦郷支所(西ノ島町)では豊漁が続きました。スルメイカ漁が例年にない豊漁とあって、ひょっとしたら浜へ押し寄せるのではないか、という期待をしていたところ、今年に入り、2回ほど浜への大量来遊がありました。

 今回は隠岐・西ノ島町でみられる「寄りイカ」の様子について紹介します。

全文はこちらです。PDF形式、509KB)


お問い合わせ先

水産技術センター

島根県水産技術センター(代表)
〒697-0051 浜田市瀬戸ヶ島町 25-1
TEL.0855-22-1720 FAX.0855-23-2079 E-Mail: suigi@pref.shimane.lg.jp