本県沿岸水域におけるカレニア・ミキモトイの発生について
本県沿岸水域で発生した赤潮の終息について(2006.8.16)
1.8月6日(日)、本県沿岸において、魚介類に有害な植物プランクトンの一種、カレニア・ミキモトイによる赤潮が発生したため、県では漁業関係団体に対し警戒を呼びかけるとともに、その後1〜2日おきに赤潮プランクトン濃度の調査を実施していました。
2.8月14日及び16日に行った調査では、両日とも県下沿岸水域で赤潮プランクトンは確認されませんでした。
3.県としては、今回発生した赤潮は終息したものと判断し、プランクトン濃度の調査を終了しました。
4.なお、水産関係団体及び沿海市町村には、引き続き海域の着色や、魚介類の衰弱、斃死などの異常現象が観察された場合は、直ちに最寄りの県水産関係機関へ連絡いただくよう依頼しています。
赤潮発生情報(2006.8.7)
1.昨日8月6日、益田市飯浦の漁業者から、沿岸の海水が醤油色になり、サザエが斃死しているとの情報があり、県で調査したところ、植物プランクトンの1種、カレニア・ミキモトイによる赤潮の発生を確認し、同日、漁業関係団体に対し、警戒を呼びかけた。
2.本日8月7日、県において県下沿岸水域で採水調査等を行ったところ、概要は次のとおりであり、県から漁業関係団体及び沿海全市町村に改めて警戒を呼びかけた。
調査結果
(1)採水調査結果
・県下20カ所について調査した。
・そのうち2カ所、益田市飯浦漁港内では、カレニア・ミキモトイが1,360個/ミリリットルの濃度であり、昨日より減少したが、魚介類の斃死を引き起こす濃度に近かった他、出雲市湖陵沿岸では550個/ミリリットルの注意すべき濃度が確認された。
・その他は現時点では通常の範囲内であった。
(2)現場の漁業者への聞き取り結果
・JF益田支所管内(飯浦、小浜、大浜、安田、津田)及びはまだ支所三隅出張所では、数日前、港内で蓄養していたサザエ・アワビが斃死したとのこと。
・また、斃死の前には海面が醤油色になっていたとのこと。
お問い合わせ先
沿岸漁業振興課
〒690-8501 島根県松江市殿町1番地 島根県農林水産部沿岸漁業振興課 電話:0852-22-5314 E-mail:engan_gyogyo@pref.shimane.lg.jp