島根県沿岸の多伎、湖陵、塩津、御津、馬島、多古、野井、笠浦の8地区の定置網では、漁獲物を鮮度が高く衛生的な状態で出荷する取り組みが行なわれています。具体的には、しっかりとした衛生管理下で、漁獲直後から出荷まで殺菌冷海水を用いて鮮度保持を行なった魚について「しまね定置もん」として認証され、出荷されています。松江水産事務所は漁業協同組合JFしまねと共に、漁獲物が適切な方法で取り扱われているか、各定置網の定期的な調査を実施しています。

　平成21年7月16日はこれらの定置網のうち馬島地区・小川漁業の船に早朝4時に同乗し、40項目の管理工程についてチェックを行ないました。波が高い悪条件の中でしたが、漁業者の方は細心の注意を払いながらしっかりと作業されており、「しまね定置もん」の基準が十分に達成されていることが確認できました。

ぜひ多くの人に新鮮で安心・安全な「しまね定置もん」の魚を食べていただき、島根の魚のおいしさを知っていただきたいと思います。