出雲の“めのは”が「週間新潮」に掲載されました!
出雲市大社町・中山地区の"めのは"(板ワカメ)が雑誌「週間新潮」の今週号(平成20年6月12日号)で【名産品事始】のコーナーに記事として掲載されました。文章とともに加工作業の写真等も掲載されていますので、機会がありましたら是非ご覧ください。
ワカメは733年に完成した「出雲国風土記」には既にその利用についての記載があり、出雲市大社町の日御碕神社では和布刈(めかり)神事と呼ばれるワカメにまつわる行事も行われていたりと、出雲地域では大変古くから馴染みのある食材です。
一口にワカメと言っても色々な食べ方がありますが、出雲圏域でまず思いつくのはやはり板ワカメではないでしょうか?板ワカメとは刈り取ったワカメを水洗いして脱水し、板状にのばしてパリパリになるまで乾燥させたものです。現在、出雲市大社町・中山地区では4経営体が板ワカメを生産しており、天然物と養殖物のワカメを板ワカメに加工して販売を行っています。加熱や調味を行っていないためワカメの元々の風味がよく保存されており、酒の肴、崩してご飯にまぜる「めのは飯」、等々の食べ方で日本海の風味が味わえる地域の名産品と言えます。
養殖ワカメの収穫風景板ワカメの加工風景
中山地区では板ワカメの平成20年の生産は4月末で既に終了しており、現在は来年の初春に加工を行うためのワカメの種苗管理を開始したところです。今年5月下旬にメカブから採取した、種苗の元となる目に見えないほど小さなサイズの配偶体の管理を行っています。来春の板ワカメ生産に向けたワカメ養殖はまだ始まったばかりですが、漁師さんたちによる丁寧な管理により、来年も今年と同様の高品質なワカメが生産されていくことでしょう。
配偶体を採取するためのメカブ種苗管理風景
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