大社のブリ『鮮度向上』に取り組んでいます
"釣りもの"を1匹ずつ鮮度管理
漁業協同組合JFしまね大社支所(島根県出雲市大社町)では、平成17年度より、島根県松江水産事務所と連携して、"釣りもの"のブリを1匹ずつ鮮度管理した『活〆ブリ(いけじめぶり)』の出荷に取り組んでいます。
○島根県は全国有数の天然ブリの産地
島根県は全国で1、2を争うほどブリの水揚量が多く、年間3,000-6,000トンに及びます。
その主な漁場の一つが出雲市大社町(日御碕「ひのみさき」)沖で、沿岸を東流する対馬暖流と沖合に存在する島根沖冷水とが複雑に入り交じり、さらに複雑な海底地形とにより、潮境、湧昇流が生じ、プランクトンが多く発生します。このプランクトンを餌とするイワシ、アジ、イカなどが回遊し、さらにイワシなどを追ってブリが回遊してくるため、出雲市大社町(日御碕)沖は全国でも有数のブリの好漁場となっています。
●漁場マップ(ここをクリック)
○JFしまね大社支所での活〆ブリ出荷の取り組み
出雲市大社町は、縁結びの神様、大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)を祀る"出雲大社"や大山・隠岐国立公園海中公園に指定されている"日御碕(ひのみさき)"など、出雲神話に代表される歴史・文化と恵まれた自然を有しています。
同町内に所在するJFしまね大社支所では、現在、所属する一本釣り漁業者約80名が伝統の「ひき縄釣り」で釣り上げたブリを、すぐさま船上にて1匹ずつ鮮度管理(即殺+血抜き+低水温の水氷浸漬)を施した、いわゆる『活〆ブリ』の出荷に取り組んでいます。
○活〆技術講習会の開催
平成20年11月、活〆技術の研鑽を目的として、JFしまね大社支所管内4地区において技術講習会を開催しました。
平成18年にも同講習会を開催しましたが、今回はブリの頭部切片や骨格標本を用いて、手カギの挿入角度について確認後、実際にブリを使って即殺方法、血抜き方法の実習を行いました。
○大社活〆ブリの証(あかし)
活〆したブリを入れた箱には、その証としてこの丸いシールが貼られています。
また、活〆した大ブリ(6.6kg以上)には、1本ごとにこの四角い札が付けられています。
活〆シール大ブリ用の活〆札
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島根県東部農林水産振興センター 〒690-0011 島根県松江市東津田町1741-1 TEL: 0852-32-5638/FAX: 0852-32-5643 e-mail: tobu-noshin@pref.shimane.lg.jp **************************************** 安来農業部(島根県安来市穂日島町303) 松江家畜衛生部(島根県松江市東出雲町錦浜474-2) 出雲家畜衛生部(島根県出雲市神西沖町918-4) 雲南事務所(島根県雲南市木次町里方531-1) 出雲事務所(島根県出雲市大津町1139)