神戸川でアユ産卵場を造成しました!
平成22年10月7日(木)から8日(金)にかけて、神戸川にてアユ産卵場造成を行いました。神戸川は「天然アユがのぼる100名川(日本釣振興会が選定)」に高津川、江の川とともに選定されるほどかつては豊かな河川環境を有し、天然アユが多く遡上していました。ところが、近年は河川環境の悪化等により、その遡上量は激減しました。そこで、危機感を抱いた神戸川漁協が主体となり、かつての豊かな天然アユ資源回復を目指した取り組みの一環として「アユ産卵場造成」を行いました。
当日の参加者の皆さん
ご指導頂いた高橋先生
アユ産卵場造成とは、アユの産卵に好適な小石底の場所を人工的に整えることです。今回は全国各地でアユ産卵場造成に成果を挙げ、その技術指導に定評のある高橋勇夫博士(たかはし河川生物調査事務所)の指導により産卵場造成が行われました。
重機で川底をならす作業
人力で大きな石を除き川底をならす作業
当日は、神戸川漁協組合員をはじめ、ボランティアとして参加した地元建設業者など総勢30名程度集まりました。最初に重機で川幅や川底を整え、その後人力で川底の大きな石を除き、レーキやクワでできるだけ川底を平らに整え、アユ産卵場を完成させました。
完成した産卵場(馬木新大橋上)
きれいな小石底にならされた川底
今回は神戸川下流域の3箇所にアユ産卵場を造りました。やがて秋が深まる頃、アユの産卵時期を迎えます。これらの取り組みにより、河川環境の豊かさのシンボルである天然アユ資源回復に繋がることを期待したいです。
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東部農林水産振興センター
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