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ケンサキイカの活〆(活締め)講習会が開催されました!

 令和元年720日(土)にJFしまね大社支所(以下「大社支所」)で活〆講習会が開催され、漁業者ら約20名が集まりました。

 大社支所ではこれまで、ブリやマダイなどの魚を対象とした活〆講習会を何度か開催されてきましたが、今回は初めて、魚ではなく「ケンサキイカ」を対象として開催されました。

冒頭あいさつ説明の様子

(写真左:冒頭あいさつ)(写真右:説明の様子)

 島根県内では「白いか」と呼ばれることが多く、馴染み深いケンサキイカですが、近年大社支所管内の漁獲量は増加傾向にあり、一本釣漁業における魚種別の水揚げ金額で過去3年間(平成28年から平成30年)トップとなるなど重要魚種となっています。

 今回の活〆講習会は、その重要魚種であるケンサキイカの品質を高めて、消費者の皆さんにもっと美味しいケンサキイカを食べてもらいたいと企画されたものです。

(イカは活〆することでコリコリとした食感が長持ちすると言われています。)

 

 講習会は、当日の朝定置網で漁獲された生きたケンサキイカを使って実施されました。

 参加者は漁協の用意した道具を使って、次々とケンサキイカの活〆に挑戦していました。

 色々な形の道具が用意されていましたが、参加者の多くが、先のとがった長い(アイスピックのような)形状のものが使いやすかったようです。

用意されたケンサキイカ用意された道具

(写真左:用意されたケンサキイカ)(写真右:用意された道具)

活締めに挑戦する参加者活締めに成功して色が白くなったケンサキイカ

(写真左:活〆に挑戦する参加者)(写真右:活〆に成功して色が白くなったケンサキイカ)

 

 活〆体験の後、ケンサキイカの墨抜き作業にも挑戦しました。

 墨抜きとは、漁獲後、出荷前にイカから墨袋を取り除くことで、陳列したときに見た目がキレイになる、調理中にシンクやまな板が汚れない等のメリットがあります。

(他県では墨抜きイカをブランド化する取組も行われています。)

 最初は墨袋が破れてしまうなど、うまくいきませんでしたが、最後にはコツをつかまれた方もおられたようです。

素手でスミ抜きに挑戦する参加者道具を使ったスミ抜きに挑戦する参加者

(写真左:素手で墨抜きに挑戦する参加者)(写真右:道具を使った墨抜きに挑戦する参加者)

 

 今回学ばれた技術が活用され、高品質で美味しいケンサキイカが沢山流通するようになることを期待しています。


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