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タマネギのフロントランナー(農)にこにこファーム新庄、面積拡大に挑戦!

 今年6月にタマネギ1作目30aの収穫を終えた(農)にこにこファーム新庄は、その直後に地力増進のためクロタラリアを播種し、8月末にすき込みを終えました。8月24日には法人主催の研修会を開き、育苗管理について確認を行い、2作目1.4haの面積拡大に向けて動き出しました。

 

 現在、同法人は松江市新庄町の水田でタマネギ栽培に取り組んでいます。1作目(本年産)の状況については、令和3年7月12日付けの普及情報で報告したように目標(5.5t/10a)を上回る5.8t/10aの成績を上げました。

 

 しかし、粘土質土壌で排水条件が良いとは言えない圃場であることから、収穫直後の6月28日に、雑草抑制と地力向上を狙って緑肥植物クロタラリアを播種しました。マメ科のクロタラリアには、根粒菌による窒素固定はもちろんのこと、直根性の根が深くまで張るため、圃場の通気性と透水性を改善する効果があります。8月23日にすき込みを行い、これによって有機物が補給されて土が団粒化するなど、地力増進効果が期待できます。

 

 上々のスタートダッシュを切った同法人の次作は、本年産のおよそ5倍である1.4haの本格栽培になります。9月の播種に先立ち、8月24日、同法人主催の「たまプロ研修会」が開催され、法人からは女性4名を含む13名が参加し、当農業振興部からはクロタラリアの効果と育苗に関する昨年との変更点(育苗培土、潅水頻度)について説明しました。

 

 参加者は、拡大に伴って変更する点や前作からの改善点を話し合い、次作へのイメージを共有し、意気込んでいる様子でした。最終目標の5haを見据えると様々な不安や課題も出てくるかと思いますが、農業振興部としては、松江水田園芸のフロントランナーをしっかり支援するとともに、それに続く第2、第3のランナーの確保・育成にも取り組んでいきたいと思います。



お問い合わせ先

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島根県東部農林水産振興センター 
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