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タマネギ産地づくりに向けての一年目の結果報告

(農)にこにこファーム新庄~30a(R3)から1.4ha(R4)、そして5ha(R7)へ!~

 

 中海北西湖岸に面した同地区は、受益面積46haで県内第1号の農地中間管理機構関連農地整備事業を導入、令和元年度から区画整理工事が始まり、同時に地区の担い手として、同2年2月に構成員100名で「農事組合法人にこにこファーム新庄」を設立し、その秋には、30aのタマネギの試作に取り組みました。

 

 法人の経営は水稲主体ですが、多角化としてタマネギを選定、工事終了後には5haのタマネギ団地を経営する計画を立て、県が示す中規模機械化一貫体系(5~8ha)を迅速に確立するため、機械メーカーから各種機械を借り受けて栽培を行ってきました。

 

 松江地域の先行事例であるため、播種・定植・収穫作業を機械の現地実演会と位置づけ、後発の圃場整備地区の指標となるためにも確実な収量確保が欠かせませんでしたが、結果として、出荷単収が目標の5.5tを上回る5.8tとなりました。

 

 現在、JAしまねの広域集出荷調整施設が建設中で、来年度からは圃場で鉄コンテナに収納した状態で持ち込み、乾燥・調整・冷蔵・出荷までの一連の作業を一定の施設利用費により委託するシステムが稼働する予定です。しかし、今年産はJAアグリとの契約出荷のため、500kg鉄コンテナ34基に収納、独自に購入した乾燥機で72時間乾燥後、近くのJA西条柿集荷場に持ち込んで婦人部中心の手作業で調整作業を行い、6月末での引き渡しにこぎ着けました。

 

 梅雨の合間の作業となり、想定以上の組合員の出役となりましたが、総じて評価が良く、次作の作付面積は、本年産の4倍強の1.4haを計画しており、今年度に導入する自前機械で更なる省力的なタマネギ栽培を追求していくこととしています。農業振興部としては、関係機関と連携して、今後も継続して支援していきます。

 

収穫穫機械実演会

【収穫機械実演会(6/10)】

収穫作業後の婦人部の歓喜の姿

【収穫作業後の婦人部の歓喜の姿(6/14)】



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