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省力化に向けた農業用ドローン勉強会を開催

 出雲市では水稲を中心に麦、大豆、小豆、そばなど土地利用型作物の栽培が行われています。近年、農業者の減少・高齢化、経営面積の拡大などが要因で農薬・肥料散布など作業労力の負担が大きくなっています。そこで、作業の省力化を目的に、近年普及が進んでいる農業用ドローンの勉強会及び、斐川町の圃場にて最新機体であるDJI社製のT-30の実演会を行ったところ、市内から51名の参加がありました。

  勉強会では、まず、農事組合法人みんわ営農組合から、近隣経営体とのドローンの共同利用について講演いただきました。ドローンを活用することにより、薬剤散布及び緑肥の播種では作業時間が大幅に短縮となることや、水稲においては、一発肥料から追肥体系への変更により資材代の削減が可能となった事例の紹介がありました。

 次に、ドローン販売企業より、機体の紹介、全国各地での活用方法、ライセンス取得のための教習、保険加入、年次経費などについて説明いただきました。参加者からは、自働運転時の圃場登録方法や飛行可能エリアなど様々な質問がありました。

 最後に、出雲市農林水産部農業振興課よりドローン導入に活用できる事業について説明がありました。

 その後、斐川町の圃場で実演会が行われ、ドローン性能や作業性について説明がありました。参加者からは、早速導入を検討したいという声が聞かれ、ドローンの有効性について理解促進ができたと感じました。

 今後は、農薬・肥料散布だけでなく直播技術の確立により、春の田植え作業の労力負担軽減を図り、ドローン活用の幅を広げることで、更なる省力化及びランニングコストの削減を目指したいと考えています。

写真1

【勉強会の様子】

写真2

【実演会の様子】

 


お問い合わせ先

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島根県東部農林水産振興センター 
  〒690-0011 島根県松江市東津田町1741-1
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  e-mail: tobu-noshin@pref.shimane.lg.jp

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