出雲地域GAP推進研修会を開催!
出雲市では、早くからGAPへの取組みが進んでおり、県版GAP認証制度である「美味しまね認証」等のGAP認証を取得する農家は年々増加しています。
この度、新規就農者をはじめ、より多くの農家に広く国際水準GAPの取組みを推進し、認証取得につなげるため、間隔を空けた配席、手指の消毒等、新型コロナウイルス感染予防対策の徹底を図りながら標題の研修会を開催しました。
県では、今年度から補助事業における認証取得を要件化したことから、事業活用予定農家を中心に参加を呼びかけましたが、その他関心のある農家も多数参加し、感染症予防対策のため収容人数を50%に抑えた会場は、定員の50名いっぱいとなりました。
午前の指導者向け研修会では、講師が「効果的なGAP指導のポイント・留意点」をテーマに、自らの指導経験を基に「GAPはスタートが大事、能動的にGAPを取得した農家ほど満足度が高い」「GAPは農家のためになる「使える道具」であるときちんと伝えて」と説明され、受講した市・JA・普及部等職員は指導上の留意点を学ぶとともに、心構えを新たにしました。
午後の生産者向け研修会では、講師が「今なぜ、国際水準GAPが必要か」をテーマに、異物混入や残留農薬基準超過等の事故が経営に与える損失がいかに大きいか、そして、事故を起こさない農場づくりのためにGAPが有効な道具となると訴えられました。特に、悲惨な農作業事故を絶対に起こさないことを強調され、受講者らは労働安全の重要性を改めて痛感しました。
次いで、県農林水産部産地支援課担当者が「美味しまね認証(上位認証基準)」について講演し、最後に出雲市担当者が国際水準GAP導入に活用できる事業について情報提供しました。
受講者アンケート(回答数40)では、国際水準GAP導入の必要性について25名(62.5%)が「強く感じた」、15名(37.5%)が「少し感じた」と回答しました。
当普及部としては、本研修会を皮切りに、美味しまね認証取得を目指す農家に対し、関係機関と連携しながら、わかりやすい指導ときめ細やかな支援を行っていきたいと考えます。
写真1.指導者向け研修会の様子
写真2.生産者向け研修会の様子
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東部農林水産振興センター
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