令和2年産の平田の柿の高品質安定生産に向けた研修会を開催
2月4日、JAしまね平田柿部会は令和2年産の柿栽培に向けて、収量と品質の維持・向上を図るために防除研修会を開催し、当日は部会員、関係機関含めて約90名が参加しました。
今年は令和2年産防除暦を検討するにあたり、まず、生産対策部から部会員に事前アンケートを実施し、令和元年産で問題となった事柄を調査しました。問題となった事柄として、被害の多かった病害虫、果実の樹上軟化や発芽不良樹といった生理障害、汚損果など様々な回答、意見がありました。
生産対策部ではアンケート結果を精査し、
(1)フジコナカイガラムシによる収穫果のヘタ隙間への侵入害
(2)果実肥大期のハマキムシによる果実・葉への食害
(3)収穫期直前からのカメムシによる果実の吸汁害
の課題を中心に、薬剤の見直しを行いました。また、令和2年産の防除のポイントとして休眠期から発芽期までの防除スケジュール、汚損果対策である間伐の推進等について普及部から説明し、研修会終了後は部会員から多くの質問・意見が出て、大変活気ある研修会となりました。
部会では来年産についてもカメムシのトラップ調査等による発生予察情報の提供や適正な農薬使用を確認しながら的確な防除に取り組みます。
当普及部では、今後も収量向上とマーケットから求められる高品質な果実生産に向けて、関係機関と協力し、支援を続けていきます。
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