宍道湖西岸地区大区画ほ場整備に係る営農支援活動報告その5
~宍道湖西岸サポートセンターの年度内立ち上げに向けて、本格的な検討開始~
宍道湖西岸地区農村整備推進協議会(農家数 626 戸、経営面積 456ha )では、平成30年2月に策定した「宍道湖西岸地区営農計画(保存版)」の構想にある、宍道湖西岸地区の広域連携組織「宍道湖西岸サポートセンター」の年度内立ち上げに向けて、7月に行った地区内の担い手経営体ヒアリングの結果報告をもとに本格的な検討を開始しました。
宍道湖西岸地区では、「誰もが元気に住み続ける農村社会の実現に向けて~農業生産基盤の整備から始めるヒトづくり・モノづくり・地域づくり~」をスローガンに掲げ、「宍道湖西岸サポートセンター」を核として、高収益作物の面積拡大、担い手の水稲生産コストの低減等攻めの農業に向けた積極的な取り組みを計画・実践しています。
今年7月、関係機関が、地区内の既存の担い手経営体(集落営農法人12組織、認定農業者4人)に対して、担い手経営体ヒアリングを個別に行いました。
このたび、各組織や認定農業者、関係機関等30名を集めて、聞き取りの結果等について報告会を行いましたので、その概要について紹介します。
1宍道湖西岸サポートセンター利用の意向(段階的に整備:H30年度に任意組織を立ち上げ、H35年に法人化へ移行、将来は一地域一農場へ)
・すぐにでも利用したい:25%・徐々に利用したい:75%
2高収益作物の面積拡大の意向(小豆・ブロッコリー等)
・積極的に栽培する:31%・実証試験結果を踏まえ徐々に栽培する:69%
3多収穫米の面積拡大の意向(しきゆたか・いちばんぼし等)
・積極的に栽培する:63%・実証試験結果を踏まえ徐々に栽培する:37%
4耕畜連携の取り組みの意向(宍道湖西岸サポートセンターが主導し、堆肥散布による土づくりを地区内のほとんどの農地で推進する)
・積極的に堆肥を利用する:75%・実証試験結果を見て徐々に利用する:25%
5農地の集積・集約等について(各組織や認定農業者の規模拡大の意向)
・将来的に規模拡大したい:50%・現状維持または微減:50%
出雲普及部では、今後開催される「宍道湖西岸サポートセンター設立準備委員会(平成30年6月設立)」に参画し、これらの具体的な推進方策等を検討するとともに「宍道湖西岸サポートセンター」の年度内立ち上げに向けて、関係機関と連携しながら継続して支援していきます。
宍道湖西岸担い手経営体ヒアリングの開催風景 (7 月 ) 結果報告会の開催風景( 9 月)
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