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地域の農業

ひと

 地域の農業を担うさまざまな経営体が活躍しています。

集落営農組織(法人)

 水稲を主体に集落内の農地を守ることから取り組みが始まった集落営農は、令和元年度末時点で87法人となっています。これら集落営農法人のほとんどは集落を単位とした法人ですが、近年はドローンを使用した病害虫防除など集落営農法人間の連携も進み、さらには担い手が不在となっている集落の農地を集積する例も見られます。

 このほか、園芸作物を主体とした株式会社等は116社となっています。このうち平成27年以降に設立された会社は全体の24パーセントを占めており、近年経営の法人化が進んでいることがうかがえます。

 

市町別法人数(令和元年度末時点)
項目 浜田市 益田市 大田市 江津市 川本町 美郷町 邑南町 津和野町 吉賀町
集落営農法人 11 19 10 3 3 5 18 14 5
その他法人 27 30 16 11 3 7 11 3 8

 

大規模畜産経営体

大規模畜産経営体の位置

 

もの

 管内には特徴的な農畜産物がたくさんあります。

主な農畜産物と産地

かき(西条)

 浜田市を中心に、大田市や益田市で栽培されています。西条は中国地方特有の品種です。渋柿のためドライアイスで渋抜き(脱渋)して主に山陽方面に出荷されています。

 西条は古くから保存食として干し柿(ころ柿)にされていましたが、近年は、ころ柿に比べて水分が多くて柔らかいあんぽ柿の生産が拡大しています。平成29年には浜田市に製造拠点が整備され、浜田市以外の産地からも原料用柿が供給されています。

皮むき作業乾燥工程パック詰め

 

わさび

 益田市、津和野町、吉賀町で栽培されています。わさびには渓流のきれいな水を使った水わさびと畑で栽培する畑わさびがあります。

 このうち、水わさびは従来の渓流式わさび田に加え、畳石式わさび田が増えつつあり、生産された根茎は首都圏を中心に人気となっています。

 畑わさびは主に5月から7月にかけて加工用として食品加工会社に出荷されており、このほか2月から4月には花も生食用として旬の食材として出荷されています。

畳石式わさび田根茎わさび

 

石見高原ハーブ米(R)

 川本町、邑南町で栽培されています。米のヒット甲子園2017(日経トレンディ主催)で大賞に選ばれました。

 緑肥作物として知られているクローバー(レッドクローバーやクリムソンクローバー)を土づくりに利用することで化学肥料を使わず有機質肥料だけを使って育て、農薬も慣行栽培の半分以下に抑えています。

 「石見高原ハーブ米(R)」として出荷できる条件は、

  1. レッドクローバー、クリムソンクローバーを栽培し、緑肥としてすき込んだ水田で栽培すること
  2. 本田では有機質肥料のみ使用し、化学肥料を使わないこと
  3. 化学合成農薬の使用量は慣行栽培の5割以下であること
  4. 品種は「コシヒカリ」または「きぬむすめ」であること
  5. エコファーマーの認定を受け、栽培ほ場を登録していること
  6. 島根おおちハーブ米生産基準に基づいて栽培し、生産履歴を記帳していること

 となっています。

クローバーのすきこみクリムソンクローバーの花田植え

 

 

ひと

農村・地域

 集落や地域が一体となって農地を守り、営農活動が続いています。

日本型直接支払制度(中山間地等直接支払制度、多面的機能支払制度)

 農業は、生きていくのに必要な食料の生産のみならず、水田が雨水を一時的に貯留することで洪水や土砂崩れを防いだり、水生昆虫やこれらを餌とする動物など多様な生きものを育むなど大きな役割を果たしています。これらを「農業・農村の有する多面的機能」といいます。

こうした役割を将来にわたって維持していくため、地域の住民により多面的機能支払交付金、中山間地域等直接支払交付金を活用した共同活動などが行われています。

 中山間地域等直接支払制度は、平坦部に比べて条件が不利な農地を、集落での話し合いにより定められた集落協定に基づいて、農地を適切に管理して耕作放棄を防止するための共同取組活動が行われています。

 

令和元年度の中山間地域等直接支払事業実施状況(単位:ヘクタール)
市町名

集落

協定数

個別

協定数

交付対象

農用地面積

浜田市 95 11 1279
益田市 64 10 532
大田市 78 0 659
江津市 26 1 137
川本町 16 0 162
美郷町 48 1 332
邑南町 109 1 1485
津和野町 48 1 441
吉賀町 44 1 326

 

 多面的機能支払制度では、法面の草刈りや水路の泥あげなどの多面的機能を支える基礎的な保全活動や水路や農道などの軽微な補修、植栽による景観形成など地域資源の質的な向上を図る共同活動を行っています。

 

令和2年度多面的機能支払交付金の取組状況(単位:ヘクタール)
市町名 農地維持支払

資源向上支払

(共同活動)

資源向上支払

(長寿命化)

組織数 取組面積 組織数 取組面積 組織数 取組面積
浜田市 33 1130 28 1076 16 882
益田市 29 682 28 675 6 356
大田市 68 1220 45 969 40 822
江津市 13 341 13 341 6 166
川本町 10 110 9 104 4 60
美郷町 23 243 23 243 9 106
邑南町 8 1556 8 1556 8 1556
津和野町 35 464 33 453 20 311
吉賀町 8 170 7 162 1 30

 

圃場整備

 圃場の大区画化や排水改良などに加え、畦畔等の除草作業を省力化する工夫や水路の維持管理を軽減するパイプライン化など地域の農業者と話し合いながら生産基盤の整備を進めています。

 

県営圃場整備実施地区
市町 地区 工期(予定を含む)
大田市 野城 平成29年度~令和4年度
波根 平成29年度~令和5年度
池田北 平成30年度~令和4年度
三久須 令和元年度~令和6年度
加渕 令和2年度~令和6年度
津和野町 中山・長福 平成29年度~令和3年度
堤田 平成29年度~令和6年度
吉賀町 真田 平成30年度~令和5年度
吉原坂折 令和2年度~令和6年度

 


お問い合わせ先

西部農林水産振興センター

西部農林水産振興センター
 〒697-0041 浜田市片庭町254 FAX0855-29-5591
川本家畜保健衛生所
 〒696-8510 川本町大字川本265-3 FAX0855-72-9811
益田家畜保健衛生所
 〒698-0007 益田市昭和町13-1 FAX0856-31-9739  
県央事務所
 〒696-8510 川本町大字川本265-3 FAX0855-72-9504
県央事務所大田農業部
 〒694-0064 大田市大田町大田イ1-3 FAX0854-84-9712
益田事務所
 〒698-0007 益田市昭和町13-1 FAX0856-31-9608

電話は「西部農林水産振興センターのご案内」をご覧ください。