令和7年度「新入社員合同研修会ー秋」を開催しました!

令和7年度は下記のとおり実施しました。

新入社員合同研修会ー秋

 

◆開催日時

【益田会場】10月15日(水)9:00~17:00益田合同庁舎

【浜田会場】10月16日(木)9:00~17:00浜田合同庁舎

【江津会場】10月17日(金)9:00~17:00江津市役所

 

◆研修内容

・振り返りと自己成長

・ゲームワークでホウレンソウの重要性を体感する

・ポジティブな思考で未来を拓くために

・半年後の目標設定

・DX とは

・デジタルツールを活用

 

◆講師

株式会社キャリ・ソフィア代表木山美佳氏

 合同会社EIS副代表工藤良氏

研修の様子

【益田会場】受講者32名参加企業12社

ビジネスマナー ワークで体感する DX研修

<写真左:グランドルール説明><写真中央:図形ワークでコミュニケーションの重要性を体感する><写真右:DX研修>

【浜田会場】受講者35名参加企業12社

ビジネスマナー 図形ワーク DX研修

<写真左:チームで働くということについての講義><写真中央:図形ワークでコミュニケーションの重要性を体感する><写真右:DX研修>

【江津会場】受講者20名参加企業6社

ビジネスマナー 伝え方ワーク DX研修

<写真左:半年間を振り返る><写真中央:伝え方のワーク><写真右:DX研修>

本研修は、働き始めて半年が経過した新入社員の皆様が、自身の成長を実感し、現在抱える問題や悩みを共有・解決へと導くことで、さらなる意欲を持って業務に取り組めるよう支援することを目的としました。特に、事前課題として実施された上司・先輩へのインタビューは、受講生から大変高い評価を得ました。

事前課題:「上司・先輩へのインタビュー」による自己理解と関係構築

研修に先立ち、受講生の皆様には上司や先輩に対し、自身の「強み」「できるようになったこと」「今後期待すること」などについてインタビューを行っていただきました。この事前課題を通じて、「上司が自分をきちんと見てくれている」と感じることができ、また、日頃の相談にも繋がる貴重な対話の機会となったとの感想が多数寄せられました。研修内での共有の時間では、「見てもらえている」という実感こそが、次の仕事への意欲に繋がる大きな原動力となっていることが改めて浮き彫りになりました。

第1部】半年間の振り返りと言語化、そしてモチベーション向上へ

  • ライフラインチャートと半年間の振り返り

    「ライフラインチャート」の作成を通じて、入社からの半年間を客観的に見つめ直し、自身の経験や感情の起伏を可視化しました。これにより、自身の成長点や課題を明確にし、感じたことを受講生同士で共有する時間も設けられました。

  • 報連相とコミュニケーションを考えるワーク

    円滑な業務遂行に不可欠な「報連相(報告・連絡・相談)」やコミュニケーションの重要性について、図形パズルを用いたユニークなグループワークを実施しました。参加者は楽しみながらも、チームでの連携や情報共有の難しさ、そしてその解決策について深く考察する機会となりました。

  • 受講生からの悩み相談と心理学を取り入れた回答

    受講生から寄せられた多岐にわたる「今の悩み」に対し、講師が一つひとつ丁寧に耳を傾け、心理学的な視点も交えながら納得のいく回答を提供しました。これにより、個々の悩みが解消され、前向きな気持ちで仕事に取り組むヒントを得られました。

  • メンタルトレーニング:「自分の中に飼っている犬」

    メンタルトレーニングの時間では、「自分の中に飼っている犬」という分かりやすい表現を用いて、どのような思考パターンが前向きな行動に繋がるのかを学びました。困難に直面した際の心の持ちようや、ストレスとの向き合い方について実践的な知識を深めました。

【第2部】DX推進の基礎と業務改善への応用

  • DXとは何か?クイズ形式で楽しく学ぶ

    後半のDX(デジタルトランスフォーメーション)研修では、まずクイズ形式でDXの基礎概念を楽しく学習しました。難解に思われがちなDXを身近なものとして捉え、その重要性を理解する第一歩となりました。

  • フレームワークを用いた業務洗い出しと改善提案

    DXの基礎を学んだ後は、フレームワークを活用し、自身の日常業務の洗い出しを行いました。そして、「どこに改善の余地があるか?」「どうすれば業務効率を高められるか?」といった具体的な課題解決策を検討しました。これにより、DXを他人事ではなく「自分ごと」として捉え、業務改善への意欲を高めました。

  • 業務改善に役立つアプリ紹介と実演

    さらに、実際の業務改善に役立つ便利なアプリケーションを、講師が実演形式で紹介しました。受講生の皆様は、具体的なツールの活用イメージを掴むことで、今後の業務効率化に向けた大きな興味と関心を持って受講されていました。

受講者の感想

  • 半年間の自分を振り返ることができて良い機会となりました。これからも、自分の課題点や良さに目を向けながら業務に取り組みたいと思います。また、自分の発言を違う視点から見られるように意識を向けることを頑張りたいと思いました。
  • 様々な業種の方との話し合いがとても楽しかったです。新たな発見もあり有意義な時間でした。
  • 自分が使ってみたいと思うツールがたくさんありました。なんとなくのイメージで難しく、自分には無理だと思っていた分野でしたが、先生の教え方や1人からできるワークを通じて、自分でも少しはできるのではないかと思いました。簡単なことから、少しずつ繋げて行っていけるようになりたいです。
  • 春の研修から、より成長した自分をもう一度見返せるいい機会でした。様々な業種の人と話せるのもとてもよかったです。
  • ビジネスマナーも普段と違った視点での研修で、心理学に基づいた意見で説得力を感じた。

研修を終えて

今回の研修会は、受講生の皆様がこれまでの半年間を振り返り、自身の成長を実感するとともに、今後の仕事に対する新たな視点や解決策を見出す貴重な機会となりました。特に、事前課題での上司・先輩との対話や、研修内での活発な意見交換、そして講師からの的確なアドバイスを通じて、「見てもらえている」という安心感と、「もっと頑張ろう」という意欲に繋がったことが、何よりの成果と言えるでしょう。

今後も、県内中小企業の新入社員の皆様が、自信を持って活躍できるよう、西部高等技術校は継続的に支援してまいります。

また、事前課題の1on1ミーティングでは全ての参加企業様にご協力いただき、誠にありがとうございました。

この研修会が皆様の今後の活躍の一助となることを願い、お礼のご挨拶とさせていただきます。

お問い合わせ先

西部高等技術校

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E-Mail:seibukotogi@pref.shimane.lg.jp

浜田駐在
〒697-0041 島根県浜田市片庭町254(浜田合同庁舎3F)
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