若手社員のための人間関係向上研修&デジタルツール活用セミナーのご報告


◆開催概要

研修名:若手社員のための人間関係向上研修&デジタルツール活用セミナー

開催日時・会場:

【浜田会場】令和7年12月3日(水)9:30~17:00浜田合同庁舎5F中会議室

【益田会場】令和7年12月4日(木)9:30~17:00島根県立西部高等技術校視聴覚室

講師:

【第1部】

有限会社ヒューマン・ギルド

総合研修プロデューサー熊野英一氏

【第2部】

合同会社EIS

副代表工藤良氏


◆研修の目的

職場における人間関係の質が、組織全体の生産性を左右します。本研修は、アドラー心理学を通じて相互理解を深め、職場の信頼関係を構築するとともに、若手社員が現場の課題を自分たちのものとして捉え、デジタルツールを活用した業務改善を実践する力を養い、組織全体の活性化を図ることを目的としました。


◆研修内容

【第1部】アドラー心理学に基づく相互理解ワーク

自分を知り、他者を理解する気づきのプロセス

段階1:自己理解の深化

  • アドラー心理学の基礎理論を学びながら、グループワークを実施
  • 受講者が自分の価値観、思考パターン、強みと課題を客観的に認識
  • 「自分はどのような人間なのか」という問いに真摯に向き合う

段階2:他者理解への広がり

  • グループ内での対話を通じて、異なる視点や価値観の存在を体感
  • 「相手はなぜそのような考え方をするのか」を理解する過程で、自分の行動が相手にどう映るかを認識

段階3:職場での実践への気づき

  • 「他者を理解することが、初めて信頼関係が生まれ、チームの力が引き出される」という重要な気づきが生まれました
  • 受講者の心に響く、意味のある学習体験となりました

「自己決定」と「勇気づけ」を通じた主体性の育成

受講者が「自ら選択する」ことの力

  • アドラー心理学では、「人生は自分で決定する」という自己決定が強調されます
  • 講師からの一方的な指導ではなく、受講者自身が「職場での課題は何か」「どう改善したいか」を自分たちで考え、決定するプロセスを重視しました
  • この「自己決定」が、後続するデジタルツール活用セミナーへの前向きな動機づけとなりました

 


【第2部】デジタルツール活用セミナー

自分たちの業務を見つめ直す

  • 受講者は、日常業務を体系的に分析・整理する取り組みに臨みました
  • 「今、自分たちは何をしているのか」「どこに非効率な部分があるのか」を具体的に把握

デジタルツール習得への熱心な取り組み

  • 実務に役立つデジタルアプリケーションの操作方法を習得
  • 受講者から、業務改善の重要性を強く認識する姿勢が見られました
  • 一人ひとりが真剣に学び、積極的かつ前向きにツール習得に取り組んでいました

◆研修の様子

【浜田会場】受講者25名:企業11社

浜田会場開講式 浜田会場第一部 浜田会場第一部ワーク 浜田会場DX

【益田会場】受講者35名:企業9社

益田会場第一部 益田会場第一部ワーク 益田会場DX 益田会場DXワーク



◆受講者の声

  • 今まで自分や相手の感情に無頓着で、その場しのぎのコミュニケーションが多かったと気づいた。今後は目的を考えながら接したい。
  • 「でも」と言ってしまう癖があり、失敗を恐れ他人の目を気にしている自分に気づいた。今日から言わないよう意識したい。怒りの裏には「分かってほしい」があると知った。
  • 悲観的・自信がない自分に気づき、今後の指標として参考になった。
  • 今まで学んだことがないことを学べて達成感があった。
  • 普段の生活では教わらないことを学べて良かった。
  • 職員研修などで広めて同じ意識で仕事ができるようにしたい。
  • なかなかゆっくり自分のことについて振り返る機会がなかったので今日の研修はとても充実した時間になりました。
  • 他の会社の人の意見を聞き、新たな視点が見つかった。
  • 自分の仕事の中で、もっと効率よくできる部分があると感じる良い機会になった。
  • どんどん新しくなる中で、効率よく進めるためにまず触ってみることが大事だと思った。
  • 1 日を通して、コミュニケーションの必要性や生産性の上げ方などを学ぶことが出来ました。普段関わりのない業種の方とも話すことができ、楽しかったです。
  • 自分の成長と伸び代を感じることができた。
  • 所々難しい内容はありましたが、社会人として大切な事ばかりでとても役に立つ研修でした。
  • 入社後の自分を振り返り、社会人として成長したことを実感しました。今後も目標をしっかりと立て、成長し続けたいです。
  • 講師の方々の説明などがとても分かりやすかった。
  • 何事もやりたくないと思わずに少しずつでも挑戦していきたいなと思った。
  • 自分自身の内面について振り返る機会があり、今後どうしていきたいかを明らかにすることができてよかったです。

◆研修を終えて

本研修を通じて、受講する若手社員の皆様は、他者を理解することで自分が見えるという大きな気づきを得ました。一人ひとりが真摯に学びと向き合い、心に響く体験ができたことが何より重要です。

また、デジタルツール活用セミナーでの熱心な姿勢から、若手社員が「自分たちにもできる」という確かな手応えを感じ、職場での実践的な行動変容へ向かっていることが明らかです。

この研修での学びが、皆様の職場での活躍と、組織全体の活性化につながることを確信しています。

本研修にご参加いただいた若手社員の皆様、そしてご協力いただいた関係各位に心より感謝申し上げます。

 

お問い合わせ先

西部高等技術校

島根県立西部高等技術校
〒698-0041 島根県益田市高津四丁目7-10
TEL:0856-22-2450
FAX:0856-22-2451
E-Mail:seibukotogi@pref.shimane.lg.jp

浜田駐在
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