（板倉総務課長）

　報告第７８号平成２３年度教育委員会組織改正の概要についてご報告する。

　今回の組織改正では大幅な変更はない。来年度も本庁はこれまでどおりの課、室の体制で進めていこうと思っており、教育機関等に関しても変更はない。ただし、課内のスタッフ職やグループ再編が多少あるので、ご説明したい。

　まず、教育施設課について、県立学校の施設整備等に係る調整機能の強化を図るため、整備企画スタッフを設置したいと考えている。高校教育課については、平成２４年度に浜田高校に併設される定時制昼間部及び通信制課程の開設準備業務の推進を図るため、浜田高校定時制・通信制課程整備スタッフを設置したい。埋葬文化財調査センターについては、企画調整スタッフを管理グループに改組し、調査第四グループを廃止し、埋蔵文化財発掘調査業務に係る体制を再編する。また、県立学校については、現在松江南高校、松江工業高校、出雲高校の３校においてはグループ制を敷いており、総務グループと財務グループを置いているが、これらを廃止したいと考えている。

　詳しくは資料１の２、１の３の新旧対照表をご覧いただきたい。左側が平成２２年度で右側が平成２３年度となっている。

（安藤委員）

　県立学校の総務グループ、財務グループの廃止は、単なる人員削減以外に何か機能的な意図があるのか。

（板倉総務課長）

　県立学校については、現在、グループ制を敷いていない学校で企画幹というグループリーダー級の職員を配置しているところがある。今後は、学校の状況に応じて企画幹を多めに配置したり、少なめに配置したりといった柔軟な対応が可能となり、そこにグループ制を廃止する意義がある。