（大矢社会教育課長）

　報告第６５号第６３回優良公民館表彰（文部科学大臣表彰）についてご報告する。

　資料５をご覧いただきたい。この表彰制度の趣旨は、地域住民の学習活動に大きく貢献しているものを優良公民館として文部科学大臣が表彰し、今後の公民館活動の充実・振興に資するものである。

　被表彰館は松江市朝日公民館である。朝日公民館は松江市の市街地にあり、世代を超えた交流を生み出し、地域に密着した特色ある事業を数多く企画・運営している。この地域においては、比較的外国人の居住者が多いという特徴があり、公民館が核となって在住外国人と共生できるまちづくりを進めている。

　具体的には、日本語教室を開催したり、道路標識の多言語化あるいは国際防災訓練等地道な活動に取り組んでおり、県が実施している実証！「地域力」醸成プログラムのモデル公民館にも選定されている。そうした特色ある事業が特に優秀と認められ、優良公民館として表彰されるものである。

　表彰式は、既に１１月２日火曜日に東京で実施された。

（今井教育長）

　道路標識の多言語化というと、具体的にはどういうことか。

（大矢社会教育課長）

　日本語だけでなく、英語や中国語やポルトガル語など、そこに住んでいる方に分かりやすい言語を標識に加えているということだと思う。実際に公民館に行くと、部屋の障子にステッカーが貼ってあるなど、在住外国人に配慮した運用をしていることが窺える。