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報告第59号

 

(細田保健体育課長)

 報告第59号高等学校運動部活動「重点校」の見直しについてご報告する。

 資料7の1をご覧いただきたい。重点校というのは、全国レベルで活躍する選手を育成するために指定するものであり、県外遠征等を通して競技力の向上を図るために設けたものである。

 支援内容は、県外遠征費の補助、県立学校スポーツ特別推薦入試の実施となっている。

 3の経緯についてである。もともと本県で中国04総体を開催するに当たって、本県選手が活躍して好成績を挙げるために、28種目について有望校を指定したことが始まりである。それ以降、安定した競技力の定着を目的に、継続して3年ごとに更新してきたものであり、本年度が平成20年度から22年度の最終年度となっている。

 重点校指定の考え方については、各競技種目男女とも1校以内とする。指定期間は平成23年度から25年度の3か年とし、県高等学校体育連盟から推薦された学校をもとに選考し、県教育委員会が決定する。県高等学校体育連盟には2つの推薦基準で推薦を依頼する。1つは特別体育専任教員及びスポーツ推進教員の配置校であるということ、もう1つは平成23年度から25年度に全国総体、国体及び全国選抜大会でベスト16以上の成績が見込める学校ということである。

 特別体育専任教員とは、主に未普及競技の普及・振興を図る目的として別枠で採用している教員である。これは平成元年から始まり、現在6校に配置している。安来高校のフェンシング、横田高校のホッケー、出雲農林高校のウェイトリフティング、島根中央高校のカヌー、江津高校の水球、隠岐島前高校のレスリングである。

 スポーツ推進教員については、高校生の選手強化及び競技力向上を図ることを目的として、平成19年度から4校に配置している。松江北高校の陸上競技、出雲高校の弓道、江津工業高校のボート、大社高校の剣道である。

 7の2は競技別に指定校を示したもの、7の3は学校別に指定競技を示したものである。ご説明した基準に基づき、この表のように男子19校、女子12校を指定した。

(北島委員長)

 私立高校も含むのか。

(細田保健体育課長)

 そうである。

(安藤委員)

 東部と西部では指定数にかなりの差がある。スポーツで元気がいいところは、学力面でもいい影響があると思うので、西部で新しく開拓できるところはないものか。

(細田保健体育課長)

 先ほどご説明したような推薦基準があり、部員が少なかったり、競技力が十分についていないところは推薦されにくいと思う。スポーツの競技力向上ということで実力主義なので、一定の基準をもって厳格に対応しなければならない。

(北島委員長)

 例えば、浜田高校の体操などは対象にならないのか。

(細田保健体育課長)

 全国大会でベスト16が望めるかどうかということである。指定にあたっては、聞き取り調査なども行っており、中学校からどんな生徒が入学してくるのかなども踏まえた結果である。

 

 


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