報告第53号
(細田保健体育課長)
報告第53号平成22年度生涯スポーツ功労者・生涯スポーツ優良団体文部科学大臣表彰の受賞についてご報告する。
資料15の1をご覧いただきたい。表彰式は10月8日に東京都の中央合同庁舎で行われる。生涯スポーツ功労者は3名である。まず、小村和紀さんである。この方は65歳で島根県柔道連盟会長、財団法人島根県体育協会参与ということで、柔道の活動でご功績のあった方である。選手育成において献身的な努力をし、全国で通用する選手を多数育成するなど、本県スポーツの振興に多大な貢献をされた。
2人目は西川富久さんである。この方は82歳でフォークダンスの活動でご功績のあった方である。松江市連盟の大会において、統率力や極めて卓越した指導力を発揮して成功裏に導き、フォークダンスの振興と発展に寄与されたということである。また、国民体育大会、全国レクリエーション大会、ねんりんピック95しまね、ゆうあいピックしまねなど、大規模な行事の開催にあたり、指導力を発揮し成功に導かれた。
3人目は齋藤茂登さんである。15の2では現住所が出雲市と記載されているが、浜田市の誤りであるので、訂正をお願いしたい。この方は84歳で柔道の活動でご功績のあった方である。昭和26年4月、学校の部活動柔道の解禁とともに中学校で柔道部を立ち上げ、卓越した指導力と情熱で県西部地区の柔道の普及発展に努め、今日の中学校柔道のゆるぎない基盤を築かれた。
続いて、生涯スポーツ優良団体である。こちらも3団体である。まず最初に島根県ホッケー協会である。ホッケーは島根県のお家芸となっており、国体でもかなり活躍し、昨年は少年男女ともに優勝している。主な活動成果は、島根国体に向け昭和49年に設立し、ホッケー競技の底辺拡大を目的に普及活動を行い、指導者の育成、競技力向上に尽力している。現在ではホッケーの町として全国に名を轟かせており、それにより他県との交流が年々増え、成績が向上している。
2団体目は特定非営利活動法人しんじ湖スポーツクラブである。これは松江市の団体であり、主な活動成果は、地域の子どもから高齢者まで「誰もが気軽にスポーツを楽しむ場づくり」を目指し教室・イベントを開催し、活動をとおして地域住民の健康・体力の増進に大きく貢献している。スポーツがしたくてもできない子どもたちの受け皿として、スポ少にない教室や広場を開催したり、クラブにジュニアの部を設置するなど青少年の体力の向上、健全育成に貢献している。
最後に浜田市陸上競技協会である。浜田地域の陸上競技発展はもとより、石見地区の競技力向上に向けた、様々な大会運営及び選手育成・強化等は他の団体の模範的なものとなっており、島根県西部地域のスポーツ振興に大きく貢献している。指導者・選手等の育成はもとより、新しい時代に即した陸上競技運営にも積極的に取り組み、各分野において高く評価を受けている。
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