報告第108号
(菅原健康づくり推進室長)
報告第108号「しまねっ子元気プラン」(学校保健計画策定の手引)についてご報告する。
資料6をご覧いただきたい。新年度に入ってから、学校には概要版であるこのリーフレットと小冊子を配付することとしている。また、委員の皆様にもでき上がり次第お届けしたいと思っている。
さて、学校においては、毎年度、児童生徒及び職員の心身の健康増進を図るために、健康診断や環境衛生検査、それから保健指導等に関する全体計画である学校保健計画を策定するとともに、管理職、教職員の代表、保護者、学校医、学校歯科医、公民館長等をメンバーとした学校保健委員会を設置している。しかし、学校保健計画については、策定後の評価がなされていなかったり、各学校の実態に即した重点課題が絞られていなかったりといった課題があった。また、学校保健委員会については、設置はしたものの、開催率が余り高くないといった課題があった。そういった課題を解決するためのものが、この「しまねっ子元気プラン」である。
このプランは、小、中、高校、特別支援学校を対象としたものであるが、策定の目的は、資料に挙げているように、学校、家庭、地域の関係機関及び県が連携して、子どもの健康課題の解決及び基本的生活習慣の改善を図るための方策、目標数値等を示すこと、各学校が実態に即した学校保健計画を策定する上での指針を示すこと、学校保健委員会、中学校区単位の地域学校保健委員会の活動を展開する上での参考とすることの3点である。
経緯については、2に挙げているが、中央教育審議会答申及び学校保健安全法において、社会全体で子どもの健康づくりに取り組むため、県として学校保健に関する取り組み指針を示すことが求められたということである。
計画の作成は、文部科学省の委託事業において設置した島根県地域専門家総合連携協議会において行う。保健体育課と生徒指導推進室では、毎年度、健康教育に関する状況調査を実施しているが、その結果をもとに、この協議会で進捗状況の評価を行うことにしている。
計画の性格、期間、重点課題等については資料に示しているとおりである。指導主事の学校訪問指導等での資料としても活用することを想定している。
(渋川委員)
この計画策定の際には、高校も入るのか。リーフレットの目標数値には高校もあったが、学校保健委員会や地域学校保健委員会は中学校校区単位又は市町村単位になっている。高校はどういう位置づけとなっているのか。
(菅原健康づくり推進室長)
地域学校保健委員会については、小・中学校が中心だと思うので、高校については、できれば近隣の学校等で情報交換を行う委員会を設置していただくといいと思っている。
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