報告第107号
(倉本高校教育課長)
報告第107号平成22年度島根県公立高等学校入学者選抜の合格者数についてご報告する。
先般、高校入試の合格発表も終わったので、その合格者数についてご報告する。資料5の1をご覧いただきたい。始めに、全体的な様子を5の1でご説明し、後ほど個別の内容をご報告をする。
平成22年度の学力検査は3月9日に行った。そのときに、インフルエンザあるいはインフルエンザ様症状ということで、2名の追検査の受験者があり、3月16日に追検査を実施している。合格発表は3月23日であった。
選抜状況については、3の表をご覧いただきたい。一般選抜については、全日制、定時制、合わせて入学定員が6,240名であった。推薦入学等で既に合格者を内定していたので、その数を引くと、一般選抜の募集定員が5,371名となるが、それに対して出願者が4,830名、実受験者数が4,548名ということになった。その中で全日制、定時制、合わせて4,488名が合格となった。定時制の実受験者が120名に対して、合格者数が129名という数字になっているが、これは数字の間違いではなく、全日制を受けて、そこで不合格となり、第2志望で定時制に合格をした生徒がいるので、それを合わせた数字である。
それから、その下に参考と記載しているが、一番最後の合格者数の合計、一般入試と推薦入試を合わせて、今年度は5,357名の生徒が合格したということである。
(2)の推薦入学の部分については、2月の教育委員会会議でご報告しているので、ここでは説明を割愛させていただく。
5の2をご覧いただきたい。(3)であるが、合格者数が入学定員に満たなかった学校の数である。今年度入試では、大半の学校が入学定員に満たなかったという状況である。全日制について言うと、38校中36校が定員を満たしていない。入学定員を満たした学校は、平田高校と松江農林高校の2校である。定時制については、3校中3校が定員を満たしていない。
そうすると、資料は5の3を飛ばしていただき、A3の個別の学校ごとの資料をご覧いただきたい。これを使って個別の学校について3点ほどご説明する。1つ目が宍道高校について、2つ目が分校について、3つ目が県外の生徒募集を行った8校の学校についてである。
宍道高校については、A3の紙の2枚目である。2枚目のほぼ一番下のところに、定時制宍道とある。第1志望者は出願の段階で116名であった。既に推薦入試で4名採っていたので、合わせて120名の出願があったという考え方をしている。その中で、当日までのところで、辞退者あるいは欠席者が43名あった。受験者が77名で、第1志望で合格した者がこの77名のうち、69名である。それから、他校を第1志望、宍道高校を第2志望にしていて合格した者が11名、合わせて定員80名に対して、合格者80名という数字が出ている。また、午後部であるが、同じように見ていくと、受験者が31名、合格者が32名であり、第2志望で4名を採っているので、36名の合格である。夜間については、出願者が5名、合格者が4名で1名が不合格である。
2点目として、分校の状況をご報告する。A3の資料の1枚目をご覧いただきたい。1枚目の真ん中からやや下のところである。まず、三刀屋高校掛合分校である。入学定員40名であり、21名の出願があった。欠席者が1名で、実質20名が受験して、20名が合格した。定員の5割の合格者ということである。同じく大社高校佐田分校は、下から5段目である。定員40名であり、出願者は17名であった。欠席が3名だったので、14名が受験し、合格者は13名であった。1名が不合格という状況である。次のページをご覧いただきたい。浜田高校今市分校である。上から4段目である。これも同じく定員40名であるが、出願者が16名、欠席者は4名、受験者が12名、合格者が12名という状況である。合格者は、掛合分校が20名、佐田分校が13名、今市分校が12名と非常に少ない数字であった。
3点目として、ホームページに載せて、県外に対して募集を行った学校についてである。全部で8校であるが、まず、1枚目のほぼ真ん中のところの横田高校である。右を見ていただくと、合格者内訳の欄があり、その中の県外というところを見ていただくと、5という数字が出てくる。横田高校は、県外から6名の出願があったが、そのうち5名が合格しているということである。残りの1名については、現在、我々の持っている資料からでは、受験を辞退したのか不合格になったのかということは分からない。その3つ下に飯南高校があるが、1名の出願があり、1名が合格している。下から2段目の島根中央高校である。これは出願の段階からゼロであった。矢上高校は出願者が1名あり、その1名が合格している。次のページをご覧いただきたい。真ん中より少し上のところに、浜田水産高校がある。浜田水産高校は、出願の段階で4名であったが、3名が合格している。これについても、1名が不合格なのか欠席なのか、現在のところは分からない。下の方へ行って、津和野高校である。津和野高校は6名の出願があって、6名が合格している。その2つ下の隠岐島前高校である。これも3名が出願し、3名が合格している。その下の隠岐水産高校である。これも同じように4名が出願し、4名が合格している。
全体で当初は25名の出願があり、県外から23名の生徒が合格しているという状況である。
ちなみに、県下全体で言うと、県外からの身元引受人による合格者が、昨年は15名であったが、今年は27名となっており、県外からの合格者が例年になく多いという状況であった。
最後に5の3をご覧いただきたい。この後、定時制の欠員、すなわち定員を満たさなかった部分について、2次募集を行い、また試験を行う予定にしている。それぞれの学校の募集人員については、表に挙げているとおりである。試験が3月29日、合格発表が3月31日という予定である。
(北島委員長)
宍道高校は、午前と午後でクラス数も違うわけであるが、午後より午前を受ける人が多かったのか。
(倉本高校教育課長)
出願の段階から、午前については、もう定員を超す数字であった。午後については、ほぼ定員に近い39名の出願があった。午前の部が好まれたという結果であるが、結局、午前は全日制の高校と同じ時間帯で生活、勉強ができるというところでこちらに偏ったのかと判断している。
(山本委員)
一般募集定員が約5,300名で、実際に出願した者は4,800名だが、この差が500名というのは相当大きい。これは、入学定員がもっと少なくてもいいということにはならないか。
(倉本高校教育課長)
入学定員の設定については、中学校の生徒数を勘案しながらやってきた。そこら辺りの精査が更に必要かと考えている。それから、もう一つは私立へ合格する者がいるので、その辺りの数字がなかなか読めないというところもあり、こういう差が出てきている状況である。
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