（大矢生涯学習課長）

　報告第８７号第２回放課後子ども教室推進表彰（文部科学省表彰）についてご報告する。

　この表彰制度は平成２０年度から実施されている。放課後子ども教室推進事業が平成１９年度から実施されているので、それに沿った形で表彰要領が制定されて表彰制度ができている。既に、表彰式は１１月２４日に文部科学省で行っているが、島根県の該当の子ども教室は益田市にある安田ボランティアハウス千鳥園である。この子ども教室は平成１７年に開設されており、子どもは約９０人が登録されている。主な表彰理由としては、資料のとおりであるが、地域ぐるみで子どもの育成に関わる機運が高まり、そして環境をつくり、地域のボランティアが見守り、支援を続けている。特徴として、平成１４年に私有地、そして休耕田を造成し、メダカやコイを泳がせカモを飼い、ウサギ小屋をつくり、動植物を身近につくり出して、手づくりの自然に恵まれた施設環境の中で、子どもたちが大人たちとの触れ合いの中で育っている。

　近くに安田小学校があり、その近接に児童クラブがあり、児童クラブの子どもたちもこの子ども教室を利用している。益田市では個々の放課後子ども教室の運営委員会とは別個に、２カ月に１回ごとに地域のネットワーク会議を公民館や幼保、小・中の学校関係者、ＰＴＡなどが集って、あるいはスポ少、子ども会も集まり、大人たちが協議する場を設けて、基盤となる連携体制や検討の場が充実しており、このようなすばらしい成果を出した子ども教室もある。自然に恵まれたところがあるので、このようなとてもきれいな自然環境をつくり出している子ども教室である。こうした学習指導施設を４月には市でさらに付加して整備されて、学習の支援もボランティアがされたというところである。