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議決第13号

 

(三上県立学校改革推進室長)

 議決第13号平成22年度県立学校入学定員についてお諮りする。

 資料1の1の県立高等学校についてであるが、平成22年3月の県内中学校卒業者は、平成21年と比べて191名減少すると見込まれる。これに伴い、県立高校の入学定員を全日制課程で3学級120名減ずる。宍道高校開校に併せて定時制課程で1学級40名減ずる。なお、1学級の定員は従来どおり40名とすることとしている。

 1番は地域別の中学校卒業者数の表になっている。

 2番目は平成22年度の入学定員ということで、全日制が平成22年度は、学級数は145クラス、入学定員は5,800、定時制が学級数が8、入学定員が320、通信制が、入学定員が350、専攻科が、学級数が2、入学定員が20で設定している。

 3番は入学定員の増減がある学校ということで、全日制は、この春増えた松江東高校と松江商業高校であるが、普通科、商業科をそれぞれ1学級減で、ともに7学級から6学級、大田高校が学級減で、普通科を5学級から4学級、定時制は、来年の春できる宍道高校が4学級、それに伴い松江南高校宍道分校の家政科を募集停止、松江工業高校の定時制の普通科の部分を募集停止、出雲高校の普通科2学級を募集停止、通信制は宍道高校が350名を新設し、それに伴って松江北高校の通信制を募集停止ということである。

 資料の1の2の特別支援学校の高等部及び専攻科について、定員設定の基本的な考え方については例年と同じである。原則として、各学校は就学相談会等で把握した入学希望者数をベースにして、全員入学を想定して学級数を設定している。1学級当たりの生徒数は、単一障害学級は8名、重複障害学級は3名ということが決まっている。

 (1)高等部について、丸1の視覚障害教育と聴覚障害教育であるが、入学定員の表記の仕方を変更することを検討する。3つ目の丸であるが、入学定員を合計13学級の69名である。丸2の知的障害教育と肢体不自由教育と病弱教育も同様に入学希望者数に応じて学校ごとに学級数を設定するが、2つ目の丸で、江津清和養護学校については病弱教育を実施するということである。結果として、入学定員は49学級の277名である。

 (2)専攻科について、高等部と同様に表記を変更するが、入学希望者の数に応じて学校ごとに設定する。その結果として、入学定員は合計7学級、41名である。

 (3)訪問学級について、訪問教育の対象となっている生徒で編制される学級ということで、現在まだ対象の生徒を把握する調査中であるので、今回の定員には含めていない。来年2月頃までに学級を設定する。

 (4)分教室について、この春から、松江養護学校安来分教室と出雲養護学校邇摩分教室を設置し、現在、安来は各学年1、1、1の3名、邇摩は各学年3、1、1の5名である。両教室とも高等部普通科単一の障害の1学級8名を設定している。

 資料1の3の今後の予定であるが資料のとおりとなっている。

 資料1の4及び1の5は県立高等学校の入学定員の学校ごと、学科別、学級数、入学定員等の一覧である。

 資料1の6及び1の7ページは、特別支援学校高等部及び専攻科の入学定員である。

(安藤委員)

 普通科と理数科がある高校で理数科が定員割れをしている現状の中で、どうして普通科を減らして理数科を維持するのか、理数科の重要性はなにか。

(木村教育監)

 理数科は、普通科と違って教員の加配が大きいことと、実習助手の加配があるので、理数科のある学校については、理数科をやめて普通科を残すことは教員の減が大きくなるために理数科を残しながら普通科を減していくということもある。

(藤原教育長)

 理数科であるが、この春は松江北高校、松江南高校、出雲高校、大田高校はそれぞれ40人だったが、浜田高校が24人、益田高校が33人、益田高校は普通科も160人のところ149人で11人欠員が出ている。

(石井委員)

 安藤委員の言われることもわかるが、益田地区は800人ぐらい子どもがいたと思うが、そのうち40人ぐらい理系で高度なところへ行く子どもがいても不思議はないと思う。工業科と普通科が違うぐらいに理数科と普通科とは別物であるという理解をしないとわかりにくいと思う。例えばどの高等学校からでも教育学部へ行くことはできて、教員になることもできるが、医学部や薬学部へ行くのはある程度基礎的な鍛えをしないと対応がし切れないと思う。益田地区に私は縁があったが、理系に関しての危機感、興味が地域的に薄かったような気がする。

 理数科の30人は、人数が少ないからといって募集停止になったら、その30人は普通科へは回らずに、そのうちの20人ぐらいは浜田高校、山口高校、あるいは広島県へ流れることになってしまう。理数科で対応しようと思ってる子どもは基礎的にいるので、希望者の数だけで学科の改編を余り進めてほしくないと思っている。

 松江東高校や益田高校からスーパーサイエンスハイスクールの報告書をもらって見たが、普通の高等学校の理系では対応できないことをたくさんしている。

(泉高校教育課学力向上対策スタッフ調整監)

 理数科については、研修旅行を主とする特色のあるカリキュラムを編成して動いている。唯一松江北高校の理数科が何もない理数科であったが、今年から研修旅行を取り入れて動き出している。普通科の理系クラスとは違った異なったカリキュラムが組めるという意味では理数科の意義は大きいと思う。

 

 

 


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