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報告第21号

 

(卜部文化財課長)

 報告第21号ユネスコ無形文化遺産の第2回提案候補の選定についてご報告する。

 昨年、重要無形文化財に石州半紙が第1回提案候補の選定になったところであるが、今回、重要無形民俗文化財の佐陀神能が推薦候補となった。佐陀神能は昭和51年5月4日に重要無形民俗文化財に指定されており、保持団体は佐陀神能保持者会で会員13名の構成団体である。

 概要であるが、9月24日の御座替神事のときに舞う神楽が佐陀神能で七座、式三番、神能の3部から成っている。格式の高い神楽であり、慶長年間に佐陀神社の神職が京都で能楽を学び、それを神楽に取り入れて整理されたと伝えられている。芸能史的にも高い評価をされている神楽である。

 今後の日程であるが、平成21年8月中にユネスコへの提案を外務省・文化庁連絡会議で政府決定され、平成22年9月に条約に基づき設置された政府間委員会で決定される予定である。

 


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