報告第49号
(平尾教育施設課長)
報告第49号松江工業高等学校整備事業の実施設計について御報告する。
外観パース図とA3資料の配置図をご覧いただきたい。まず、A3資料の下にあるのが既存配置図である。現在黒く色を塗っている管理棟や教室棟、これらを整備対象としている。この建物は昭和36年から40年にかけて建築され、47年ぐらい経ち大変老朽化等が進んでいるため、このたび改築するものである。今回の実施設計や整備計画に当たってのコンセプトであるが、6点ほど考えている。1点目が、利便性、効率性の高い配置である。改築後の配置図をご覧いただくと、今までサッカー場などがあったところへ管理棟や教室を配置しており、これによって教室棟から各棟への移動時間が短くなる。2点目として、現在、格技場、屋内運動場、トレーニング場が個々に分かれているので、これを屋内運動場に一つにまとめている。また、地域に開放する形をとっている。3点目に、配置図ではわからないがバリアフリーに配慮し、各エレベーター、スロープや多目的トイレを整備する。4点目に、パースをご覧いただくと、石見瓦や福光石、県材の木材等を使うことにしている。
6の2ページをご覧いただきたい。5点目として環境への配慮であるが、雨水を貯水してトイレの洗浄や樹木の散水等に使うこととしている。大体5日分は確保できるものと考えている。6点目に定時制の教育環境の充実として、現在、全日制と定時制が同じ教室を共有しているが、1階に定時制の各教室を集め、2階から4階にかけては全日制という形にする。
4番の施設整備の概要であるが、規模については記載のとおりである。グラウンドも、これまではグラウンドとサッカー上が少し重なるような形であったが、今回は広目にとっている。
5番のスケジュールだが、今回実施設計を行い、12月末には入札等を行いたい。そして2月議会には本契約したいと考えている。供用は22年度の2学期からと考えている。総事業費は50億円である。
(渋川委員)
事業費についていつ算出したものかわからないが、かなり鉄骨の値段が上がっているが予算内で収まるか。
(平尾教育施設課長)
鋼材の価格が1.2倍程度上がっているので、9月補正予算で要求することにしている。
(七五三委員)
この設計は民間業者へ委託しているのか。
(平尾教育施設課長)
この場合、基本計画は営繕課で行い、以後は入札を行って民間事業者が行う。
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