（小池保健体育課長）

　報告第９号平成２０年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査についてご報告する。

　今年度から国において全国の体力調査を行うことになった。子供の体力が低下していることから、原因等を調査するために、全国のすべての児童生徒の体力テストを行うという趣旨である。

　調査目的は、全国的な子供の体力の状況を調査、分析するということ、さらにスポーツテストだけでなく、食習慣、あるいは運動習慣、そういったものの状況も調査しようというものである。調査対象は、小学校５年生、それから中学校２年生のすべての全児童生徒を対象にするというものである。

　調査の内容であるが、実技調査と、それからアンケート調査、この２つに分かれている。実技調査の方は、これは既に現在学校で行われている新体力テスト、これと全く同じものを行う。なお、この新体力テストであるが、本県においては、既にほとんどの学校、すべての学年で実施されているものである。

　アンケート調査の内容は、児童生徒個々人の内容、それから学校に対する調査、それぞれ食習慣とか運動習慣、あるいは学校に対しては体育活動の取り組み状況、そういったものを調査するものである。この結果については、国で取りまとめの上、分析を行って報告されることになっている。

　調査、分析は、国が民間の会社に委託し一斉に行い、調査結果の公表については、個々の市町村名、学校名、そういったものを明らかにした公表は行わない。市町村教委の方でも、個々の学校名を明らかにした公表は行わないということで、過度な競争等が行われないような配慮をするということになっている。

　本県のこの調査への参加の予定であるが、５の２ページをごらんいただきたい。この３月に市町村教育委員会を経由し、各公立学校の参加意向を調査した。その結果、市町村の教育委員会、小学校、中学校、すべての学校において参加の意向を示されたところである。なお、県立特別支援学校においては、小学部１校、中学部２校の参加ということになっている。今後の予定としては、もう既に体力テスト等については実施している学校もあるが、今月には児童生徒数が確定するので、最終的な参加意向調査を行った上で７月にかけて体力テスト等々を行う。国が調査用紙等を送付してくるので、その結果を取りまとめるのが１２月ぐらいになる予定である。