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前月へ 島根県感染症情報(月報) 2021年10月 次月へ
県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が6件(松江圏域5件、出雲圏域1件)、 日本紅斑熱が5件(出雲圏域2件、浜田圏域1件、益田圏域2件)、 レジオネラ症が1件(益田圏域)、 重症熱性血小板減少症候群が2件(出雲圏域)、 梅毒が2件(松江圏域1件、出雲圏域1件)、 侵襲性肺炎球菌感染症が2件(松江圏域1件、浜田圏域1件)、 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が9件(松江圏域5件、出雲圏域4件)、 新型コロナウイルス感染症が94件(松江圏域3件、雲南圏域12件、出雲圏域12件、大田圏域1件、浜田圏域57件、益田圏域9件)、 報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) : 8月 876件、 9月 578件、 10月 730件
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇ヘルパンギーナ :(8.3)。 9月から報告が多くありましたが、10月の後半はさらに多い報告数でした。 9月に多かった松江圏域では減少に転じましたが、出雲圏域では期間を通してかなりの報告があったためです。 9月、10月に流行が見られなかった松江と出雲以外の圏域では、今後の動向に注意を要します。
〇手足口病 :(0.9)。 松江と出雲圏域で微増でした。 ヘルパンギーナとほとんど同じウイルスが原因の病気です。 ヘルパンギーナが流行している圏域で報告があったのはそのためです。 ただ、全く同じ動向を示すとは限りませんので、今後の動向には注意を要します。
〇感染性胃腸炎 :(17.7)。 10月の後半に増加しました。 例年秋になるとノロウイルスによる胃腸炎が流行しますし、ロタウイルスもこれからが流行シーズンです。 ロタウイルスはワクチンが定期化され軽症疾患に変化していますが、要注意疾患です。
〇インフルエンザ :(0.0)。 4月以降報告がありません。
発生推移グラフ グラフ凡例
ヘルパンギーナ報告推移グラフ 手足口病報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 流行性角結膜炎の報告が2件あります。急性出血性結膜炎は報告がありません。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が10件、性器ヘルペスウイルス感染症が1件、尖圭コンジローマが1件および淋菌感染症が4件 の患者発生報告があります。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎 :0件。〇無菌性髄膜炎:0件。〇マイコプラズマ肺炎:0件。
〇クラミジア肺炎 :0件。〇感染性胃腸炎(ロタ):0件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :23件。地区別では東部2件(9%)、中部7件(30%)、西部14件(61%)、隠岐0件 年代別では70歳以上が0件を占めています。 
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :0件。〇薬剤耐性緑膿菌感染症:0件。
2.病原体検出情報(2021年8月〜2021年10月の検出結果)
 ヘルパンギーナ及び手足口病からコクサッキーA4が、肺・気管支炎からRSウイルス、パラインフルエンザウイルス3型が、咽頭炎からRSウイルス、アデノウイルス2型、パラインフルエンザウイルス3型が検出されています。
2021年8月から2021年10月までの診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所(一部抜粋)
ウイルス名アデノコクサッキーAパラインフルエンザRSVSFTSV新型コロナ 合計
1243
手足口病  2    2
ヘルパンギーナ  20    20
咽頭炎 1 18  10
扁桃炎 1     1
肺・気管支炎   128  29
SFTS     4 4
COVID-19      592592
その他1      1
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