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有毒植物による食中毒に注意しましょう!!

有毒植物の誤食による食中毒が発生しました

令和4年4月、県内でタマスダレをノビルと間違えて食べたことによる食中毒が発生しました。

 

タマスダレは園芸用に広く利用される身近な植物であり、逸出したものが野生化することがあります。

農作物の近くでタマスダレを栽培しないなど注意が必要です。

 

タマスダレは、全草が有毒ですが、鱗茎に特に毒性分が多いです。
特に、葉はニラの葉と、鱗茎はノビルに似ており、間違えて食べることによる食中毒の発生が見られます。

 

食用の野草と確実に判断できない植物は絶対に食べないようにしてください。

 

詳しくはこちらをご覧下さい。

自然毒のリスクプロファイル:高等植物:タマスダレ【厚生労働省ホームページ】(外部サイト)

 

採らない!食べない!売らない!人にあげない!

【食中毒予防のポイント】

(1)家庭菜園や畑などで、野菜と観葉植物を一緒に栽培するのはやめましょう。

(2)山菜に混じって有毒植物が生えていることがあります。一本一本確認して採り、調理する前にもう一度確認しましょう!

(3)食用の野草と確実に判断できない植物は、絶対に「採らない」「食べない」「売らない」「人にあげない」ようにしましょう!

 ※万一、野草を食べて体調が悪くなった場合には、すぐに医療機関を受診してください。

 ※全国での発生状況としては、「イヌサフラン」、「トリカブト」、「グロリオサ」を誤食したことによる死亡例も見られます。

 

○予防対策はこちら→「有毒植物による食中毒に注意しましょう」【厚生労働省ホームページ】(外部サイト)

 

○有毒植物などの情報はこちら→自然毒のリスクプロファイル【厚生労働省ホームページ】(外部サイト)

県内でも過去に食中毒が発生しています

平成26年には、県内でスイセンをニラと間違えて食べたことによる食中毒が2件発生しています。

いずれもスイセンとニラが一緒に生えている家庭の畑や庭で採取されたものでした。

スイセンとニラは葉の型や大きさが非常に良く似ており、混じって生えていると、見分けることが難しいと考えられます。

このような場所では採取を控えるか、一本一本十分に確認して採取することが望まれます。

 

山菜狩りなどでも、誤って有毒な野草を採取し、食べたことによる食中毒が発生しています。

有毒植物を誤って食べることのないように気を付けましょう。

 

県内における有毒植物(キノコを含む)による食中毒発生状況 (H18~R5)
件数 発生月 原因食品 患者数 原因施設
H18 1 9 キノコ(クサウラベニタケ) 2 家庭
H19 1 10 キノコ(クサウラベニタケ) 1 家庭
H21 2 6 キノコ(オオシビレタケ) 3 家庭
10 キノコ(ツキヨタケ) 4 家庭
H22 1 10 キノコ(クサウラベニタケ) 3 家庭
H23 1 2 チョウセンアサガオ(根) 3 家庭
H24 1 1 藤の実 3 家庭
H26 2 3 スイセン(葉) 4 家庭
4 スイセン(葉) 2 家庭
R1 1 10 キノコ(オオシロカラカサタケ) 1 家庭
R4 1 4 タマスダレ 2 家庭
10 キノコ(ツキヨタケ) 5 家庭
R5 1 6 トリカブト 1 家庭

 


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島根県健康福祉部薬事衛生課
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(事務室は松江市殿町2番地 
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