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島根県津波避難計画策定指針の改訂について(令和4年2月)

■改訂の経緯

 

 県では、沿岸市町村が津波避難計画を策定する際の参考(手引き)となるよう、今般の東日本大震災の教訓等を踏まえ、さらに県の地域特性や市町村が取り組みやすい工夫を加えた「島根県津波避難計画策定指針平成24年3月」を作成しました。

 また、同指針において沿岸地域における津波避難計画(マップ)づくりを推進するため、松江市美保関町七類地区をモデル地区として実施したワークショップの成果をまとめ、市町村の津波避難計画の策定を促してきました。

 

 この津波避難計画策定指針(平成24年3月)を作成以降、国土交通省では平成25年1月、日本海における最大クラスの津波断層モデルの設定等を目的とした「日本海における大規模地震に関する調査検検討会(共同事務局:内閣府、文部科学省)」を設置し、平成26年9月に報告書をとりまとめました。

 

 これを受け、県では地域特性を踏まえた地震津波浸水想定並びに被害想定を検討するため平成27年9月「島根県地震津波防災対策検討委員会」を設置し、平成29年3月には「最大クラスの津波」(L2津波)に対して総合的防災対策を構築する際の基礎となる津波浸水想定を設定しました。そして、平成30年3月、この津波浸水想定の設定に併せて「島根県津波避難計画策定指針[改訂版]」を作成しました。

 

 その後、令和3年5月、災害対策基本法の改正により市町村が発令する避難情報が見直されたことに伴い、この度、「島根県津波避難計画策定指針[第2次改訂版]」を作成しました。

 

 

島根県津波避難計画策定指針[第2次改訂版](令和4年2月)

 

 本編(PDF:4.94MB

 津波避難計画を策定する際に参考とする手引きです。

 計画で定めるべき事項や計画策定の際の留意事項など詳しく掲載しています。

 ※新旧対照表(PDF:0.3MB

 資料編

資料編

(1)標準的な市町村津波避難計画(PDF:0.3MB

 市町村における計画例です。

 ※新旧対照表(PDF:0.1MB

(2)津波避難計画例〈策定の手引き〉(PDF:14.6MB

 地域単位で津波避難計画を策定する場合の手引きとなるものです。計画策定の手順やワークショップの運営方法について掲載しています。

 また、七類地区で実施した「津波避難計画づくりワークショップ」において住民の皆様と一緒に検討・作成した津波避難計画(マップ:A3判)を掲載しています。

(3)参考資料(PDF:11.8MB

 津波に関する基礎知識や、県が実施した津波シミュレーション結果の概要など、計画策定にあたって参考となる情報を掲載しています。

 ※新旧対照表(PDF:0.1MB

 津波避難計画マップ例(PDF:13.7MB

 松江市美保関町七類地区のマップです。上記の資料編(2)にも掲載しています。

 (注)このマップはA3判です。

美保関町七類地区で「津波避難計画づくりワークショップ」を開催しました

 平成23年3月11日に発生した東日本大震災では、津波により多くの尊い命が奪われるなど、これまでにない甚大な被害が発生しました。

 

 島根県でも過去に津波被害を受けており、仮に日本海で大規模な地震が発生すれば、大きな被害を受ける可能性があります。また、津波による被害を軽減するためには、住民自らの適切な避難行動が最も重要であり、地域全体でその体制を整えることが必要となります。

 

 こうしたことから、県では、地域ごとに避難場所や避難経路などをまとめた「地域ごとの津波避難計画」の策定を推進するため、松江市美保関町七類地区をモデル地区とし、「津波避難計画づくりワークショップ」を開催しました。

 

 今回のワークショップの成果については沿岸市町村に提供し、今後、地域ごとの津波避難計画づくりの参考としてもらいます。

 

 ※今回のワークショップでは、松江工業高等専門学校環境・建設工学科の淺田純作教授(災害社会工学)にアドバイザーとしてご協力いただきました。

 

ワークショップの概要

 

第1回ワークショップを開催しました

 

 日時:平成24年1月31日(火)19:30~21:30

 場所:美保関町老人福祉センター(松江市美保関町七類1483-2)

 参加:45名(七類地区にお住まいの皆様)

 テーマ:七類地区の津波に対する危険性を知ろう

 内容:津波の特徴や危険性を理解する

 津波に対する地域の危険度マップを作る

 資料:第1回プログラム(PDF:128kb

 松江地方気象台説明「津波とは?」(PDF:740kb

 県説明「津波浸水想定の概要」(PDF:2,524kb

写真

ワークショップ全景

ワークショップの様子(全景)

ワークショップ全景

ワークショップの様子(全景)

「危険性」の図示

浸水想定区域や狭い道路などの「危険性」を図示

危険度マップ

地域の危険度マップの検討

 

第2回ワークショップを開催しました

 

 日時:平成24年2月19日(日)13:00~16:00

 場所:美保関町老人福祉センター(松江市美保関町七類1483-2)

 参加:44名(七類地区にお住まいの皆様)

 テーマ:具体的な避難の方法を考えよう

 内容:避難するときの行動を考える

 今後の津波対策を考える

 資料:第2回プログラム(PDF:116kb

 県説明「地震発生から津波到達までの時間について」(PDF:1,143kb

 

 ※前回作成した危険度マップを見ながら町内を歩いてまわり、地域の現状を確認する予定でしたが、積雪のため「まち歩き」を中止し、内容の一部を変更して開催しました。

写真

ワークショップ全景

ワークショップの様子(全景)

さまざまな検討

一時避難場所や避難経路を検討

対策・検討

避難行動や今後の津波対策を検討

全体発表

グループ発表

 

第3回ワークショップを開催しました

 

 日時:平成24年3月11日(日)13:00~16:00

 ※この日は、東日本大震災の発生からちょうど1年であり、地震発生時刻の14:46に参加者全員で黙とうをささげました。

 場所:美保関町老人福祉センター(松江市美保関町七類1483-2)

 参加:46名(七類地区にお住まいの皆様)

 テーマ:七類地区の津波避難計画を点検しよう

 内容:まち歩きで地域の現状を確認する

 地域の津波避難計画をまとめる

 資料:第3回プログラム(PDF:156kb

 七類地区津波避難計画マップ【完成イメージ】※(PDF:1,064kb

 ※ワークショップの際にイメージとして示したものですので今後修正を加えます。完成版ではありません。

写真

まち歩き

まち歩きの様子(車椅子を用いて避難路を検証)

まち歩き

まち歩きの様子(避難経路の危険箇所を確認)

津波避難計画の点検

地区の津波避難計画を点検

全体発表

グループ発表

 


お問い合わせ先

防災危機管理課

島根県防災部防災危機管理課
〒690-8501 島根県松江市殿町1番地
電話 0852-22-5111(県庁代表)
   0852-22-6353
FAX 0852-22-5930
e-mail: bosai-kikikanri@pref.shimane.lg.jp