平成15年度当初予算編成方針の概要について
基本的考え方
中期財政見通しや年内を目途に策定する財政健全化指針に基づき、本県財政の健全化を強力に推し進める。
特に「今後10年間、起債制限比率18パーセント台以下」「10年後の基金残高概ね500億円」という財政健全化の目標を達成するため、投資的経費の抑制を図る。
また、事務事業の徹底した見直しを図るとともに、県民の理解を得ながら財政健全化を進めていくため人件費の抑制にも取り組む。
一方、国の構造改革や本県の雇用・経済情勢を踏まえ、地域資源を生かした特色ある産業の形成など、地域の自立や活性化に資する施策に重点的な予算配分を行う。
なお、来年度当初予算は、来春の統一地方選挙を控え骨格予算となるが、新たな政策的事業等の政策判断の必要な事業を除き、年間予算として編成する。
予算編成方針の概要
1.ソフト事業
重点分野の積極的推進
○次に掲げる分野で顕著な政策的効果があり、雇用の創出や税源のかん養につながる新たなソフト事業に対し所要額の要求を認める。
- 特に、複数の部局が連携して取り組む事業や地域の声を的確に反映した事業を積極的に推進する。
- 行政評価の導入を控え、成果を評価する目標を設定する。
【重点的に推進すべき分野】
2.少子高齢化への対応
3.地域の活性化
4.新行政システム・地方分権の推進
6.人材育成
7.IT施策の推進
2.経常的事業・施設等維持管理費・標準事務費:95%
2.公共事業
投資的経費抑制による県債の適切な管理の推進
○財政健全化の目処が立つまで、地域経済・県民生活への影響に配慮しつつ総額を縮減する。特に、財政負担の重い単独事業を抑制する。
但し、次の事業は100%
但し、道路・街路の合併推進枠は100%
(新)3.緊急雇用対策の積極的な実施
○厳しい雇用情勢や公共事業の総額縮減の中、緊急地域雇用特別交付金事業の効果的な活用をはじめ、雇用対策を積極的に推進する。
(新)4.県民との協働型事業の推進
○多様化する県民ニーズに応えていくため、NPO法人やボランティア団体などの県民による活動と行政が連携・協働した事業を積極的に推進する。
(新)5.県有財産の処分促進
○未利用となっている県有財産の処分を積極的に進め、売却代金に対する一定額を予算要求枠に上乗せする。
(新)6.県産品等の利用促進
○県内産業の振興を図るため、県産品や県内企業の開発製品の優先的な利用や調達及び公共事業での県産資材やリサイクル資材の活用を推進する。
7.民間活力の活用
○民間資金等活用事業(PFI)の導入など民間のノウハウや資金を活用した事業を積極的に推進する。
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財政課
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