平成30年度病院事業会計決算の概要
1.中央病院
(1)事業概要
●県内全域をエリアとした三次医療を担う基幹的病院として、高度・特殊・専門医療を提供するとともに、地域医療への支援などの役割を果たした。
●高度救命救急センター、総合周産期母子医療センター、地域がん診療連携拠点病院機能を有するとともに、ドクターヘリの基地病院として救命救急医療に取り組んだ。
●患者数等の状況
診療科数:25科、病床数:634床(R1.6月から618床)
単位:人 |
H30年度 |
H29年度 |
比較増減 |
---|---|---|---|
入院患者数 |
168,357 |
176,878 |
▲8,521 |
外来患者数 |
240,498 |
245,968 |
▲5,470 |
上記のうち救急患者数 |
20,988 |
21,840 |
▲852 |
(2)収益的収支
収益
●医業収益は、前年度比77百万円の減収
・入院収益:患者数は減少したものの、診療単価の増加により53百万円の増収
・外来収益:患者数、診療単価とも減少し、112百万円の減収
・その他医業収益:予防接種・妊婦健診・文書料等の減により18百万円の減収
●医業外収益は、長期前受金戻入の減少等により前年度比47百万円の減収
費用
●医業費用は、前年度比370百万円の増
・ 給与費:給料・諸手当、引当金の増等により530百万円の増
・ 材料費:薬品費の減等により73百万円の減
・ 経費:修繕費の減等により9百万円の減
・ 減価償却費:建物・器械備品減価償却費の減等により89百万円の減
●医業外費用は、退職手当負担金の減等により前年度比99百万円の減
純損益
●純損益は978百万円の損失計上となり、前年度比395百万円の悪化
(3)資本的収支
●収入は企業債や企業債償還金に充当する一般会計負担金等で3,847百万円
●支出は建設改良費や企業債償還金で4,680百万円
●収支不足額833百万円については、過年度分損益勘定留保資金等により補てん
(4)貸借対照表
●期末現金預金残高は3,239百万円で、前年度比409百万円の減
年度末未払金があるため、実質的残高は2,549百万円
2.こころの医療センター
(1)事業概要
●県の精神医療の基幹的病院として精神科救急・急性期医療や児童・思春期の精神疾患治療など医療の提供に取り組んだ。
●平成29年10月から医療観察法指定入院医療機関の指定を受け、司法精神医療の提供にも取り組んだ。
●患者数等の状況
診療科数:3科、病床数:224床
単位:人 |
H30年度 |
H29年度 |
比較増減 |
---|---|---|---|
入院患者数 |
57,715 |
55,398 |
2,317 |
外来患者数 |
25,881 |
25,826 |
55 |
上記のうち救急患者数 |
169 |
191 |
▲22 |
(2)収益的収支
収益
●医業収益は、前年度比161百万円の増収
・ 入院収益:患者数・診療単価とも増加し140百万円の増収
・ 外来収益:患者数・診療単価とも増加し6百万円の増収
●医業外収益は、心神喪失者等医療観察法指定入院医療機関運営費負担金の減等により前年度比14百万円の減収
費用
●医業費用は、前年度比40百万円の増
・給与費:給料・手当・法定福利費の増等により65百万円の増
・経費:修繕費の減等により30百万円の減
●医業外費用は、長期前払消費税償却の完了等により前年度比24百万円の減
純損益
●純損益は57百万円の利益計上となり、前年度比140百万円の改善
(3)資本的収支
●収入は企業債や企業債償還金に充当する一般会計負担金で357百万円
● 支出は建設改良費や企業債償還金等で374百万円
● 収支不足額16百万円については、過年度分損益勘定留保資金等により補てん
(4)貸借対照表
●期末現金預金残高は1,221百万円で、前年度比3百万円の減
別表:平成30年度こころの医療センター決算状況(PDF51KB)
3.病院事業会計決算
お問い合わせ先
病院局
〒693-8555 島根県出雲市姫原4丁目1番地1 島根県立中央病院内 電話:0853−22−5111(代) FAX:0853−21−2975 Eメール:kenritsubyoin@pref.shimane.lg.jp