平成29年度病院事業会計決算の概要
1.中央病院
(1)事業概要
●県内全域をエリアとした三次医療を担う基幹的病院として、高度・特殊・専門医療を提供するとともに、地域医療への支援などの役割を果たした。
●高度救命救急センター、総合周産期母子医療センター、地域がん診療連携拠点病院機能を有するとともに、ドクターヘリの基地病院として救命救急医療に取り組んだ。
●患者数等の状況
診療科数:25科、病床数:634床
単位:人 |
H29年度 |
H28年度 |
比較増減 |
---|---|---|---|
入院患者数 |
176,878 |
176,350 |
528 |
外来患者数 |
245,968 |
248,242 |
▲2,274 |
上記のうち救急患者数 |
21,840 |
21,589 |
251 |
(2)収益的収支
収益
●医業収益は、前年度比324百万円の増収
・入院収益:患者数は増加したものの、診療単価の減少により9百万円の減収
・外来収益:患者数は減少したものの、診療単価の増加により14百万円の増収
・その他医業収益:一般会計負担金の繰出基準見直し等により319百万円の増収
●医業外収益は、長期前受金戻入の減少等により前年度比 12 百万円の減収
費用
●医業費用は、前年度比 110 百万円の減
・ 給与費:給料や諸手当の増等により 43 百万円の増
・ 材料費:薬品費や診療材料費の減により 102 百万円の減
・ 経費:委託料や修繕費、光熱水費等の増により 110 百万円の増
・ 減価償却費:器械備品減価償却費の減等により 167 百万円の減
●医業外費用は、退職手当負担金の増等により前年度比 6 百万円の増
純損益
●純損益は 583 百万円の損失計上となったものの、前年度比 473 百万円の改善
(3)資本的収支
●収入は企業債や企業債償還金に充当する一般会計負担金等で 2,279 百万円
●支出は建設改良費や企業債償還金で 3,142 百万円
●収支不足額 863 百万円については、過年度分損益勘定留保資金等により補てん
(4)貸借対照表
●期末現金預金残高は 3,648 百万円で、前年度比 904 百万円の減
2.こころの医療センター
(1)事業概要
●県の精神医療の基幹的病院として精神科救急・急性期医療や児童・思春期の精神疾患治療など医療の提供に取り組んだ。
●平成29年10月から医療観察法指定入院医療機関として、入院患者の受入れを開始し、司法精神医療の取り組みを強化した。
●患者数等の状況
診療科数:3科、病床数:224床
単位:人 |
H29年度 |
H28年度 |
比較増減 |
---|---|---|---|
入院患者数 |
55,398 |
59,149 |
▲3,751 |
外来患者数 |
25,826 |
25,225 |
601 |
上記のうち救急患者数 |
191 |
189 |
2 |
(2)収益的収支
収益
●医業収益は、前年度比 21 百万円の増収
・ 入院収益:患者数は減少したものの、診療単価の増加により 5 百万円の増収
・ 外来収益:患者数、診療単価、いずれも増加し 10 百万円の増収
●医業外収益は、心神喪失者等医療観察法指定入院医療機関運営費負担金の増等により前年度比 4 百万円の増収
費用
●医業費用は、前年度比182百万円の増
・給与費:医療観察法病棟の増員等に伴う給料、手当の増等により123百万円増
・経費:光熱水費・燃料費、修繕費等の増により48百万円増
●医業外費用は、退職手当負担金の減等により前年度比 21 百万円の減
純損益
●純損益は 83 百万円の損失計上となり、前年度比 132 百万円の悪化
(3)資本的収支
●収入は企業債や企業債償還金に充当する一般会計負担金、他会計補助金で 309 百万円
● 支出は建設改良費や企業債償還金等で 324 百万円
● 収支不足額 14 百万円については、過年度分損益勘定留保資金等により補てん
(4)貸借対照表
●期末現金預金残高は 1,224 百万円で、前年度比 193 百万円の減
別表:平成29年度こころの医療センター決算状況(PDF131KB)
3.病院事業会計決算
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病院局
〒693-8555 島根県出雲市姫原4丁目1番地1 島根県立中央病院内 電話:0853−22−5111(代) FAX:0853−21−2975 Eメール:kenritsubyoin@pref.shimane.lg.jp