平成27年度病院事業会計決算の概要
1.中央病院
(1)事業概要
●県内全域をエリアとした三次医療を担う基幹的病院として、高度・特殊・専門医療を提供するとともに、地域医療への支援などの役割を果たした。
●救命救急センター、総合周産期母子医療センター、地域がん診療連携拠点病院機能を有するとともに、ドクターヘリの基地病院として救命救急医療に取り組んだ。
●患者数等の状況
診療科数:25科、病床数:679床(H28.3.16から634床)
単位:人 |
H27年度 |
H26年度 |
比較増減 |
---|---|---|---|
入院患者数 |
191,758 |
200,357 |
▲8,599 |
外来患者数 |
261,275 |
271,474 |
▲10,199 |
上記のうち救急患者数 |
22,482 |
22,919 |
▲437 |
(2)収益的収支
収益
●医業収益は、診療単価の増等により、前年度比400百万円の増収
・入院収益:患者数の減により23百万円の減収
・外来収益:診療単価の増加により541百万円の増収
●医業外収益は、長期前受金戻入の増加により前年度比43百万円の増収
費用
●医業費用は、給与費等の増により前年度比659百万円の増
・給与費:看護師の人員増等により347百万円の増
・材料費:高額肝炎薬の使用等により496百万円の増
・経費:委託料や貸倒引当金の減等により214百万円の減
●医業外費用は、併任医師給与一般会計負担金の増等により前年度比56百万円の増
●特別損失は、会計制度改正に伴う退職給付引当金等の計上がなくなったことにより3,398百万円の減
純損益
●純損失は前年度比3,198百万円減の480百万円
(3)資本的収支
●収入は企業債や企業債償還金に充当する一般会計負担金等で1,876百万円
●支出は建設改良費や企業債償還金で3,014百万円
●収支不足額1,138百万円については、過年度分損益勘定留保資金等により補てん
(4)貸借対照表
●期末現金預金残高は5,253百万円で、未払金の減等により前年度比1,442百万円の減
2.こころの医療センター
(1)事業概要
●県の精神医療の基幹的病院として精神科救急・急性期医療や児童・思春期の精神疾患治療を行った。
●地域医療への支援強化という観点から、県の事業である「子どもの心の診療ネットワーク事業」の拠点病院として事業に取り組んだ。
●患者数等の状況
診療科数:3科病床数:242床
単位:人 |
H27年度 |
H26年度 |
比較増減 |
---|---|---|---|
入院患者数 |
67,215 |
64,779 |
2,436 |
外来患者数 |
25,456 |
25,325 |
131 |
上記のうち救急患者数 |
207 |
232 |
▲25 |
(2)収益的収支
収益
●医業収益は、入院患者数の増等により前年度比61百万円の増収
・入院収益:62百万円の増収
・外来収益:3百万円の減収
●医業外収益は、退職手当他会計等負担金の増等により前年度比6百万円の増収
費用
●医業費用は、経費の減等により52百万円の減
・給与費:退職給付引当金の減等により4百万円の減
・経費:光熱水費、燃料費、貸倒引当金等の減により35百万円の減
●医業外費用は、退職手当他会計等負担金の増等により19百万円の増
●特別損失は、会計制度改正に伴う退職給付引当金等の計上がなくなったことにより971百万円の減
純損益
●純利益は前年度比1,082百万円増の192百万円
(3)資本的収支
●収入は企業債償還金等に充当する一般会計負担金で264百万円
●支出は割賦金償還金や企業債償還金等で278百万円
●収支不足額14百万円については、過年度分損益勘定留保資金等により補てん
(4)貸借対照表
●期末現金預金残高は1,266百万円で、前年度比190百万円の増
お問い合わせ先
病院局
〒693-8555 島根県出雲市姫原4丁目1番地1 島根県立中央病院内 電話:0853−22−5111(代) FAX:0853−21−2975 Eメール:kenritsubyoin@pref.shimane.lg.jp