令和元年度病院事業会計決算の概要
1.中央病院
(1)事業概要
●県内全域をエリアとした三次医療を担う基幹的病院として、高度・特殊・専門医療を提供するとともに、地域医療への支援などの役割を果たした。
●高度救命救急センター、総合周産期母子医療センター、地域がん診療連携拠点病院機能を有するとともに、ドクターヘリの基地病院として救命救急医療に取り組んだ。
●患者数等の状況
診療科数:26科、病床数:618床
単位:人 |
R元年度 |
H30年度 |
比較増減 |
---|---|---|---|
入院患者数 |
175,131 |
168,357 |
6,774 |
外来患者数 |
240,547 |
240,498 |
49 |
上記のうち救急患者数 |
21,008 |
20,988 |
20 |
(2)収益的収支
収益
●医業収益は、前年度比603百万円の増収
・入院収益:患者数、診療単価ともに増加し、482百万円の増収
・外来収益:患者数、診療単価ともに増加し、70百万円の増収
・その他医業収益:室料差額収益の増収等により50百万円の増収
●医業外収益は、一般会計負担金の増加等により前年度比294百万円の増収
費用
●医業費用は、前年度比363百万円の増
・ 給与費:退職給付費の増等により65百万円の増
・ 材料費:薬品費の減等により57百万円の減
・ 経費:委託料の増等により78百万円の増
・ 減価償却費:建物・器械備品減価償却費の増により265百万円の増
●医業外費用は、診療報酬減点の増等により前年度比106百万円の増
純損益
●純損益は551百万円の損失計上となり、前年度比427百万円の改善
(3)資本的収支
●収入は企業債や企業債償還金に充当する一般会計負担金等で2,692百万円
●支出は建設改良費や企業債償還金で3,623百万円
●収支不足額931百万円については、過年度分損益勘定留保資金等により補填
(4)貸借対照表
●期末現金預金残高は1,626百万円で、前年度比1,613百万円の減
2.こころの医療センター
(1)事業概要
●県の精神医療の基幹的病院として精神科救急・急性期医療や児童・思春期の精神疾患治療など医療の提供に取り組んだ。
●平成29年10月から医療観察法指定入院医療機関の指定を受け、司法精神医療の提供にも取り組んだ。
●患者数等の状況
診療科数:3科、病床数:224床
単位:人 |
R元年度 |
H30年度 |
比較増減 |
---|---|---|---|
入院患者数 |
60,690 |
57,715 |
2,975 |
外来患者数 |
25,514 |
25,881 |
▲367 |
上記のうち救急患者数 |
153 |
169 |
▲16 |
(2)収益的収支
収益
●医業収益は、前年度比26百万円の増収
・ 入院収益:患者数が増加し27百万円の増収
・ 外来収益:診療単価が増加し4百万円の増収
●医業外収益は、退職給付費他病院負担金の増等により前年度比34百万円の増収
●特別利益は、夜間看護配置加算の再請求等により前年度比52百万円の増収
費用
●医業費用は、前年度比11百万円の増
・給与費:給料・手当・法定福利費の増等により17百万円の増
・材料費:薬品費の増等により3百万円の増
●医業外費用は、退職給付費他病院負担金の増等により前年度比51百万円の増
●特別損失は、夜間看護配置加算の返戻により前年度比42百万円の増
純損益
●純損益は65百万円の利益計上となり、前年度比8百万円の増益
(3)資本的収支
●収入は企業債や企業債償還金に充当する一般会計負担金で308百万円
● 支出は建設改良費や企業債償還金等で322百万円
● 収支不足額14百万円については、過年度分損益勘定留保資金等により補填
(4)貸借対照表
●期末現金預金残高は1,160百万円で、前年度比61百万円の減
別表:令和元年度こころの医療センター決算状況(PDF52KB)
3.病院事業会計決算
お問い合わせ先
病院局
〒693-8555 島根県出雲市姫原4丁目1番地1 島根県立中央病院内 電話:0853−22−5111(代) FAX:0853−21−2975 Eメール:kenritsubyoin@pref.shimane.lg.jp