平成28年度第8回調査集計結果

　ウイルス性肝炎は、肝炎ウイルスに感染して肝臓の細胞が壊されていく病気であり、主な肝炎ウイルスには、Ａ型・Ｂ型・Ｃ型・Ｄ型・Ｅ型などいくつかのタイプがあります。

　特に、Ｂ型肝炎ウイルス及びＣ型肝炎ウイルスによる感染者が多く、我が国における肝炎ウイルスの持続感染者は、Ｂ型が１１０万人から１２５万人、Ｃ型が１００万人から１５０万人存在すると推定されています。

　国は肝炎対策基本法を制定し対策を進めており、島根県でも現在、平成23年に策定した「島根県肝炎対策推進基本指針」の見直しを行っているところです。

　そこで、今後の肝炎対策の参考とするため、皆様からご意見をお聞きしました。

「肝炎対策」について

調査実施期間：平成28年12月19日(月)〜12月28日(水)

調査対象者数：352名(11月1日現在のしまねwebモニター数)

回答者数：220名

回答率：62.5％

【問１】Ｂ型肝炎・Ｃ型肝炎という言葉を聞いたことがありますか。

【問２】県では、肝炎の正しい知識の普及のため、新聞、ラジオ、ホームページ等で広報していますがご存じですか。

【問３】Ｂ型、Ｃ型の肝炎ウイルスの感染には次の経路があることをご存じですか。

(1)血液を介して

(2)注射器等の連続使用

(3)性行為

(4)母子感染（母親から胎児への感染）

【問４】Ｂ型、Ｃ型のウイルス性肝炎は、治療を行わずに放置すると肝硬変や肝がんに至ることもあるので、少なくとも１回は肝炎ウイルス検査を受ける事を勧めていますがご存じですか。

【問５】市町村が実施している特定健診（４０歳以上７４歳以下を対象に実施している健康診断）に合わせて肝炎ウイルス検査があることをご存じですか。

【問６】県では、肝炎ウイルス検査を医療機関に委託しています。この医療機関や保健所において、肝炎ウイルスの検査が無料で受けられることをご存じですか。

【問７】あなた自身今までに、Ｂ型またはＣ型肝炎ウイルス検査を受けたことがありますか。

【問８】【問７】で、「ある」と回答された方に伺います。肝炎ウイルス検査をどこで受けましたか。

【問９】【問７】で、「ある」と回答された方に伺います。肝炎ウイルス検査の結果についてはご存じですか。

【問10】Ｃ型肝炎は、治療方法が発達し、副作用のほとんど無い飲み薬だけで肝炎ウイルスの排除ができるようになったことをご存じですか。

【問11】県では、肝炎治療を行うための医療費を助成しています。この制度の普及について、新聞、ラジオ、ホームページ等を活用し広報していますがご存じですか。

【問12】肝炎患者等に対する、差別・偏見（職場での不当な解雇や対応、地域での不当な対応等）について、あなたは、こうした状況を見たり、聞いたりしたことがありますか。

【問１３】今後の肝炎対策を行っていく上で、どのような取組が重要だと思いますか。（複数回答可）

問13の回答結果
順位	問13の回答選択肢	入力数	回答率
1	正しい知識の普及啓発	198	90.0%
2	肝炎ウイルス検査の普及啓発	152	69.1%
3	検査から治療につなげるための医療体制の充実	88	40.0%
4	肝炎ウイルス検査が受けられる医療機関の充実	83	37.7%
5	肝炎医療費助成制度の普及啓発	78	35.5%
6	予防のための、Ｂ型肝炎ワクチンの定期接種の接種率の向上	67	30.5%
7	肝炎患者等に対する、不当な差別、偏見等を払拭するための普及啓発	50	22.7%
−	その他（予防ワクチン接種代の補助など）	3	1.4%
−	回答対象者数	220	-

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