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平成23年度第10回しまねwebモニター調査集計結果

テーマ:農作業安全に関する意識について

 島根県内の農作業による死亡事故は、平成13年以降、毎年8件前後で推移しており、また、平成21年の10万人当たりの農作業死亡事故の発生率(死亡事故件数÷農業就業人口×10万人)は、交通死亡事故の発生率(死亡事故件数÷県人口×10万人)の約4倍と高い状況が依然続いています。

 農作業による死亡事故の推移グラフ

参考:死亡事故件数、人口及び農業就業人口から算出。

 

 一方、負傷事故は、事故全体の約7割が農業機械作業中に発生しており、また夏季には熱中症による事故も発生しています(平成22年度農林水産省全国調査結果)。

 

 県では、事故のない安全な農作業のために、以下の「事故にあわないための5つのお願い」によって、研修会の開催や啓発活動に取り組んでいます。

  1. 安全対策が講じられた農業機械を導入しましょう。
  2. 農業機械の点検・整備を行いましょう。
  3. 安全な農作業に必要な知識・技術を習得しましょう。
  4. 農作業事故への危機意識をもちましょう。
  5. 万が一の事故に備えて労災保険に加入しましょう。

 また、今年度は農作業安全メモ等を掲載した手帳「わが家の農作業安全お守り手帳」を作成し、県内約50,000人の農業者の方へ配布し、作業中の安全確保に向けた意識啓発を行っています。

 今後の取り組みの参考にするため、皆さまのご意見をお聞きしました。

 

 

期間平成23年12月16日(金)〜12月25日(日)

対象者数357名(平成23年12月16日現在のしまねwebモニター数)

回答者数228名

回答率63.9%

 

集計結果

 

問1あなたは農作業を行ったことがありますか(家庭菜園や庭木の手入れ等は除きます)。

順位 農作業経験の有無 回答数 回答率
問1の回答一覧
1 行ったことがない(問13へ) 147 64.5%
2 行っている・行っていた(問2へ) 80 35.1%
 ー 未選択 1 0.4%
 ー 228 100.0%

 

農作業を行っている・行っていた方にお聞きします。

 

問2あなたはこれまで、農作業中に事故に遭われたことがありますか。

順位 事故経験の有無 回答数 回答率
問2の回答一覧
1 ない 70 87.5%
2 ある 10 12.5%
 ー 80 100.0%

 

問3問2で「ある」と答えた方にお聞きします。農業機械作業中の場合であれば、その機械の種別を教えてください。(複数回答可)

順位 事故時の機械の種別(複数回答) 回答数 回答率
問3の回答一覧
1 刈払機(草刈機) 1 10.0%
1 歩行型トラクター 1 10.0%
1 その他(お茶の刈り取り) 1 10.0%
4 乗用型トラクター 0

-

4 コンバイン 0

-

4 農用運搬車 0

-

4 田植機 0

-

 ー 回答対象者数 10

-

 

問4あなたはこれまでに農作業中の「ヒヤリ・ハット」(注)体験がありますか。

(注)「ヒヤリ・ハット」体験とは、重大な事故には至らないものの、事故の一歩手前のヒヤリ、ハッとした危ない体験を指します。この体験を減らすことが大事故の減少につながると言われています。

順位 ヒヤリ・ハット経験の有無 回答数 回答率
問4の回答一覧
1 ない(問9へ) 43 53.8%
2 ある 36 45.0%
 ー 未選択 1 1.3%
 ー 80 100.0%

 

問5問4で「ある」と答えた方にお聞きします。農業機械作業中の場合であれば、その機械の種別を教えてください。(複数回答可)

順位 ヒヤリ・ハット時の機械の種別(複数回答) 回答数 回答率
問5の回答一覧
1 刈払機(草刈機) 14 38.9%
2 乗用型トラクター 9 25.0%
3 コンバイン 6 16.7%
4 歩行型トラクター 4 11.1%
4 農用運搬車 4 11.1%
6 田植機 2 5.6%
7 その他(チェンソー、稲刈り機、など) 5 13.9%
 ー 回答対象者数 36

-

 

問6問3又は問5で「トラクター」と答えた方にお聞きします。その時期を教えてください。

順位 トラクター事故・ヒヤリハットの時期 回答数 回答率
問6の回答一覧
1 3月から5月頃 10 76.9%
2 6月から8月頃 2 15.4%
3 9月から11月頃 0

-

3 12月から2月頃 0

-

 ー 未選択 1 7.7%
 ー 13 100.0%

 

問7問3又は問5で「トラクター」と答えた方にお聞きします。その時間帯を教えてください。

順位 トラクター事故・ヒヤリハットの時間帯 回答数 回答率
問7の回答一覧
1 日中(作業中) 7 53.8%
2 早朝(作業始め) 4 30.8%
3 夕方(作業終わり) 1 7.7%
 ー 未選択 1 7.7%
 ー 13 100.0%

 

問8問3又は問5で「トラクター」と答えた方にお聞きします。その場所を教えてください。

順位 トラクター事故・ヒヤリハットの場所 回答数 回答率
問8の回答一覧
1 ほ場で作業中 5 38.5%
2 ほ場に入る際 3 23.1%
3 ほ場から出る際 2 15.4%
4 自宅等からほ場に向かうために道路走行中 1 7.7%
4 その他(格納庫で部品交換作業中) 1 7.7%
6 ほ場から自宅等へ向かうために道路走行中 0

-

 ー 未選択 1 7.7%
 ー 13 100.0%

 

問9あなたが農作業中に安全のため特に心がけていることを教えてください。(当てはまるものを3つまで回答)

順位 安全のために心がけていること(回答は3つまで) 回答数 回答率
問9の回答一覧
1 農作業に適した服装 53 66.3%
2 天候や自分の体調を考えた無理のない作業計画 45 56.3%
3 疲労が溜まらないように定期的な休憩 34 42.5%
3 作業時の周辺にいる人への配慮 34 42.5%
5 事故防止に必要な保護具の着用 20 25.0%
6 作業場所の危険な箇所、気を付ける点の確認 18 22.5%
7 機械に異常がある場合の、機械の調整、修理 14 17.5%
8 農作業機械の安全装置や保護カバーの事前点検 13 16.3%
9 特になし 7 8.8%
10 万一の事故に備えた、緊急連絡先の確認 5 6.3%
11 作業計画(帰宅時間など)の家族等への連絡 4 5.0%
12 万一の事故に備えた、救急箱の設置 1 1.3%
13 その他 0

-

 ー 回答対象者数 80

-

 

問10労災保険は、本来、労働者の負傷、死亡などに対して保険給付を行う制度ですが、加入義務のない農業者の方も万が一の事故に備えて、一定の要件のもとに「特別加入」という形で任意加入できます。これらの制度があることをご存知ですか。

順位 労災保険「特別加入」 回答数 回答率
問10の回答一覧
1 全く知らない 55 68.8%
2 ある程度は知っている 20 25.0%
3 よく知っている 4 5.0%
 ー 未選択 1 1.3%
 ー 80 100.0%

 

問11現在農作業を行っておられる方にお聞きします。あなたは労災保険の「特別加入」に加入しておられますか。

 (現在農作業を行っていない方は問15へ)

順位 労災保険の加入の有無 回答数 回答率
問11の回答一覧
1 加入していない 42 100.0%
2 加入している 0

-

 ー 42 100.0%

 

問12問11で「加入していない」と回答された方にお聞きします。加入していない理由を教えてください。

順位 労災保険特別加入していない理由 回答数 回答率
問12の回答一覧
1 労災保険の「特別加入制度」を知らないから 20 47.6%
2 他の傷害保険(JA、民間等)で補完できているから 10 23.8%
3 特になし 8 19.0%
4 労災保険のメリットを感じないから 1 2.4%
5 その他(農作業の頻度が少ないから、使うのは草刈機だがそれほど危険とは考えていないから、など) 3 7.1%
 ー 42 100.0%

 

農作業を行った事がない(問1で行った事がないと回答)方にお聞きします

 

問13あなたの周囲(ご家族、ご近所、親しい知人など)に農作業を行っている方がいらっしゃいますか。

順位 周囲で農作業を行う人の有無 回答数 回答率
問13の回答一覧
1 いる 89 60.5%
2 いない 52 35.4%
 ー 未選択 6 4.1%
 ー 147 100.0%

 

問14問13で「いる」と答えた方にお聞きします。あなたの周囲で農作業を行う方に対して、安全のため特に心がけてほしいと思っていることを教えてください。(当てはまるものを3つまで回答)

順位 周囲の人に安全のために心がけてほしいこと(回答は3つまで) 回答数 回答率
問14の回答一覧
1 天候や自分の体調を考えた無理のない作業計画 65 73.0%
2 事故防止に必要な保護具の着用 44 49.4%
3 疲労が溜まらないように定期的な休憩 39 43.8%
4 農作業機械の安全装置や保護カバーの事前点検 38 42.7%
5 作業場所の危険な箇所、気を付ける点の確認 26 29.2%
6 農作業に適した服装 21 23.6%
7 機械に異常がある場合の、機械の調整、修理 20 22.5%
8 作業計画(帰宅時間など)の家族等への連絡 19 21.3%
9 作業時の周辺にいる人への配慮 18 20.2%
10 万一の事故に備えた、緊急連絡先の確認 17 19.1%
11 万一の事故に備えた、救急箱の設置 8 9.0%
12 特になし 4 4.5%
13 その他(事故防止に必要な知識の習得) 1 1.1%
 ー 回答対象者数 89

-

 

全員にお聞きします。

 

問15農作業死亡事故に関する全国調査(平成12年〜21年)において、「機械作業に係る事故」の原因別では「機械の転落・転倒」による事故が最も多いことをご存知ですか。

順位 事故原因で「機械の転落転倒」が多いこと 回答数 回答率
問15の回答一覧
1 知らない 156 68.4%
2 知っている 70 30.7%
 ー 未選択 2 0.9%
 ー 228 100.0%

 

問16農作業死亡事故に関する全国調査(平成12年〜21年)において、「機械作業に係る事故」の機械別では「乗用型トラクター」による事故が最も多いことをご存知ですか。

順位 乗用型トラクターによる事故が多いこと 回答数 回答率
問16の回答一覧
1 知らない 165 72.4%
2 知っている 59 25.9%
 ー 未選択 4 1.8%
 ー 228 100.0%

 

問17県では、農業者の事故対策等のために様々な取り組みを行っていますが、特にどのような取り組みに力を入れるべきだと思いますか。(当てはまるものを3つまで回答)

順位 県が力を入れるべき取り組み(回答は3つまで) 回答数 回答率
問17の回答一覧
1 農業機械の点検・整備の推進 115 50.4%
2 農作業安全講習会の開催 105 46.1%
3 農作業事故及びヒヤリ・ハット体験の情報提供 104 45.6%
4 安全対策が講じられた機械の導入の推進 94 41.2%
5 事故に対する危機管理意識の普及啓発 93 40.8%
6 労災保険制度の周知 54 23.7%
7 各種イベントでの普及啓発 44 19.3%
8 分からない 16 7.0%
9 その他 2 0.9%
 ー 回答対象者数 228

-

 

問18県ではテレビや有線放送など様々な広報媒体を活用し事故防止の広報啓発を行っていますが、あなたはどのような広報媒体を活用したら効果的だと思いますか。(当てはまるものを3つまで回答)

順位 効果的な広報媒体(回答は3つまで) 回答数 回答率
問18の回答一覧
1 テレビ 181 79.4%
2 新聞 146 64.0%
3 ラジオ 67 29.4%
4 有線放送 62 27.2%
5 チラシ 44 19.3%
6 各種イベント 42 18.4%
7 ポスター 39 17.1%
8 ホームページ 14 6.1%
9 その他(県の広報誌、事故防止講習会、農協など地域に根ざした団体等による個別指導、など) 16 7.0%
 ー 回答対象者数 228

-

 

 


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広聴広報課県民対話室

島根県政策企画局広聴広報課県民対話室
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